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風の吹くまま気の向くままの生活雑記
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@日生劇場。マチネ。

 日生劇場久しぶり~~! 久しぶりに石丸さんの歌声が聴きたくなって、12月は少し日程に余裕あるし~と思って取ったのでした。まあふたを開けたらいつものありさまで何やかやと遊び歩くことになるわけですがw;

 入口に満席御礼の札が立ってました。半沢効果かなあw

 日本初演ということでまずは様子見でA席。なので二階のセンターブロック上手端っこ。日生の二階は決して傾斜がゆるすぎるわけではないのですが、椅子の配置が千鳥になってなくて、なおかつ前はカップルだったんですが、背の高い男性が前の席に座ってたので、視界快適とはいかず。。。 なんかこういう「二人連れのでかいほうが私の前に座る」率、なにげに高い気がする。呪われてるのかw;

 それから嬉しい偶然も。席でぼけっと座ってたら、横を見たような顔が! …高校時代の友人でしたw 世間て狭い。あちらはお連れさんと一緒だったのでゆっくり旧交を温めるまではいかなかったですが、元気そうな顔を見られてちょっと嬉しかった。

 原作は大昔に子供向けの「岩窟王」読んだきりじゃないかな。なので色々あいまい。でもメインの皆さん大体歌うまいし(劇団四季の同窓会みたいになってるけどw)そもそもデュマの原作が波乱万丈してて楽しいので、楽しめましたです。
 
 以下ネタバレ雑感。



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 まず冒頭はナポレオン失脚後のフランス情勢をざっと紗幕に字幕投影で説明。ナレーションが欲しかったです(目が悪い)。

 それから溌剌としたさわやか青年エドモン・ダンテスの自己紹介。船乗り、ということで可動セットに乗って登場~。この可動セットが二基だかあって、これが街路や船やもろもろメインのセットをあれこれ作る感じ。奥のほうにスクリーンで背景。あと、背の高い階段やら、牢獄の独房のセットやら、目玉シーン用のセットもあって、目に楽しい。
 曲はおおらかでキャッチー。とても安心して聴ける感じ。Chessの凝り凝りの曲の後に聞くとちょっとホッとするねw;

 そしてダンテスと麗しのメルセデスのにぎやかな婚約披露パーティーの席で、ダンテスの運命は急転直下。陰謀により「死ぬ時が出るとき」のシャトー・ディフの牢獄送り。
 で、ひとしきり苦悩して、首をくくろうかとしたところにファリア神父登場~。二人で脱獄計画を練りねり。ここはダンテスが神父にいろいろ習ったり、ダンテスが陥れられたんじゃないのかということに気付かされたり(ダンテスってちょろすぎるだろ…)、財宝の話聞いたりと重要イベントが多いんだけど…ちょっと尺長いような。神父が村井さんでこの後出番なくなるから?w;
 
 そして伝えることをすべて伝えて神父が先に自由になると、その遺体と入れ替わって脱出! 脱出シーンは宙乗り! 天井から袋詰め状態の丸ちゃんが下がってきて、袋をばりっと裂いて水面に向かって泳ぐ…をちゃんと空中でやるのね。なんかびっくりした; リトルマーメイドの向こうを張ってみたとかかしら(人魚観てないのでテキトー)。
 
 一方、メルセデスはダンテスの無実を信じて帰りを待ち続けていたが、嘘のダンテス死亡のお知らせにずっと彼女を狙っていた従兄弟のモンデゴのもとに嫁いでしまう。
 
 脱出したところを海賊船に拾われて、腕っぷしと容姿で女船長に認められ、また、海賊の中から生涯の親友をゲット。神父の遺言に従ってモンテ・クリスト島に赴き、財宝を手に入れる。海賊に連れてってもらったのによく殺されて海賊に持っていかれなかったよなあとか思ったりw; 濱田さんの女海賊はかっこよかったす。
 「この金で正義を買うのだ!」と高らかに宣言したところで一幕終わり。
 
 こうしてみると結構詰め込まれているのね…。見てるときはなんかのぺーーっと話が進んでいくだけという感じだったけど。
 
 二幕は、意に染まぬ結婚をしたメルセデスの家庭から。一人息子がカーニバル行きたいとせがむのへ、「お父さんがいいって言ったらね」とあしらうメルセデス。そこへ飲んだくれのモンデゴ帰宅。一家は借金はあるし旦那は放蕩してるし、息子はあほっぽいしであまり幸せではない様子。皆さん服装はそれなりに貴族っぽく(ただの船乗りの庶民ではない風)なっているが、結婚から今に至るまでの紆余曲折はばっさりカット(原作はいろいろろくでもないんだよね確か)。なので「ああ、船乗りから出世してそれなりに儲かったんだねー」と脳内補完。

 で、カーニバルにのこのこ出かけて怖い目にあったメルセデス息子を助けて恩を売って、パリの社交界デビューを図るダンテス。ちなみに実はやらせで、息子を襲ったのが海賊一味でしたと。これを最後に海賊とは手を切るわけですが、ちょっと未練ありげな海賊さんかわいかったす。
 
 そして、パリの目抜き通りにでかい屋敷を構えて社交雀にいいだけ餌を与えて、かつて自分の欲からダンテスを陥れた3人にそれぞれの欲を刺激して身の破滅をもたらすダンテス。守銭奴には株をつかませて計画倒産、卑怯な検事はなにか告発して地位剥奪、飲んだくれのモンデゴは伯爵の金で遊んでるつもりが全部自分の身に降りかかって借金まみれ。
 なんだけど。。。 
 …一幕あれだけためた割にこれがかなりあっさりで拍子抜け。エリザの悪夢のシーン思い出したw; いや、そんなねちねちやるものでもないかもしれんが。
 
 で、モンデゴの息子さんがだまされた! 家名を汚された! 伯爵と決闘だ!と息巻いて母が止めるのも聞かず早朝の郊外の森で決闘。
 ここで自分を裏切ったメルセデスにも復讐、って思ってれば容赦なく息子を撃ち殺しただろうけど、息子の婚約者が体を張って恋人をかばう姿にほだされたのか、空に向けて弾丸を放つダンテス。命が助かったことに意気揚々と去っていく若い二人とそれを見送る伯爵、っていう図でちょっとオペラ座のラスト思い出した。
 それにしてもこの息子の婚約者役の女優さんが大根で…。ダンテスに「あなたには人の心がわからないの?!」的に迫っていくところがものすごくうざい。そもそも青臭くてウザいセリフなのだが下手に読まれてウザさ3倍増しwww もう二人まとめて撃っちゃえばいいのにと思ったのは割と内緒だw
 
 そして朝日の中でひとしきり復讐を終えたし、前向きに生きようかってなったところでメルセデス登場。「あの人と別れてきたわ!」。
 ――えっ。
 しっかりと抱き合う二人。
 ――え? え? なにこの大団円な空気w;
 
 観ながら焦ったところへモンデゴ登場でひとしきり立ち回りがあったりするんだけど、結局モンデゴ死亡であとくされなく元鞘に戻りましたー!
 めでたしめでたし!
 
 で幕。
 
 …なんというか「あれ、こんな話だったっけ」がまず最初の感想。長い話なのではしょられるのは仕方ないと思うけど、はさみの入れ方はそこでいいの? という気がものすごく。
 メルセデスも意外と要領のいい女だな(^^; モンデゴに金目当てだと罵られていたがダンテスはそんなこと思わなかったのか、メルセデスならそれでもいいと思ったのか。
 まあ、それでダンテスが幸せならいっか、と丸ちゃんの笑顔に思ったのでした。 そんなこんな。
 
 月末にもっかい観に行くけど、どう育つか期待したい感じです。山田君仕事しろ…。


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@国際フォーラムCホール。ソワレ。

 しばらくあっきーがらみの公演は観に行くたび雨だったので、今日はお天気良くてよかった!

 この時期観たい公演が重なるしー、しかもお値段5桁のやつばっかりだしー、とせこくA席を買ったので二階後方。でも15列目でも実質6列目なので意外と舞台が近い。座席表よく見てなかったんだけど二階席の左右の張り出しが1~9なのかな。
 
 初日の夜だったけど、一階はだいぶ埋まっていたものの、二階は私の居たあたりは人間より空席のほうが多かった。平日の夜だっていうのもあるだろうけど、割引やらアフターイベントやらいろいろやってたから入りは渋い感じだったのだろうかなー。短期間でリピートもなあと思ったけど、金曜のソワレでもあったら割引なら行ってもいいなーくらいには思っていたのに、そこ無いんだよね~。何の都合だろう。
 
 コンサートという体裁なのでオーケストラの皆さんは舞台上。舞台手前にちょっとしたセットがあって、シンガーの皆さんはここで歌っていくわけですが、衣装もあるし、ダンスもあるし、なんかもうほとんど舞台でいいじゃんみたいなコンサートでした。
 いつぞやの来日エリザコンを思い出したわー。
 
 ストーリーは、チェスの国際試合に仮託された東西冷戦とそれにまつわる人間模様。現在のチャンピオンはアメリカ人(フレディ)、挑戦者はソビエト人(アナトリー)。アメリカ人チャンピオンのセコンドは亡命してきたポーランド人女性(フローレンス)。彼女がソビエト人と恋におち、彼はイギリスに亡命。しかし、翌年の世界大会で新たなソビエト人チャンピオンに挑戦され、八百長試合をするか、ソビエトに帰るかするよう持ちかけられる。取引の条件は、死んだと思われていたフローレンスの父親の身柄(シベリア送りになっているとのこと)をフローレンスに返すというもの。
 アナトリーは悩んだ末、試合には勝利し、妻子の待つソビエトに帰ることになる。
 一人取り残されるフローレンスに、追い打ちのように、アメリカ側の役人が、父親のことも空手形の可能性が高いことを告げる。フローレンスの「所詮私たちも駒に過ぎない」みたいなセリフで締め。
 
 …く、くらい。そして幕の後、なんともやり場のない感情がもやもやする感じです。これがフローレンスの感情かなー。
 しかしフローレンスはもう少し男を見る目を養った方がいいw;
 冷戦とか亡命とかなんだか懐かしい。子供のころはまだベルリンの壁壊れてなかったので、バレエとかスケートの漫画(大体ソビエト人が出てくるか舞台がソビエト)にちょくちょく亡命ネタがあったりしてたのを思い出したw;
 
 ABBAというとマンマ・ミーアくらいしか知らないので、もっとポップでキャッチ―な感じかと思っていましたが(予習してなかったw;)、キャッチ―とは対称的なリズムとか小難しい曲ばっかりね! 初めて聞くからかなあと思っていたら、パンフで俳優さんたちも難しい難しい言ってたねw; 
 それでも皆さん歌いこなしていてさすがー。アンサンブルさんたちさえ美声でぞくぞくした! 難を言えばマテのアービターがちょっと…。声の出切ってないかんじで物足りない。がんばって日本語だからなのかそもそもキーが合ってないのか。1stの時は浦井君だったそうで、浦井君版も聞いてみたかったなー。チェスの精、大野さんのダンスも素敵かった! チェスの試合の様子を表現するダンスとか面白かった。フレディVSアナトリーは荒れ気味で、アナトリーVS新チャンプのときはもっとおとなしい感じで。
 
 歌い手さんの配役の妙も存分に発揮されていて、繊細でむら気な天才フレディあっきー、抑制的で真面目そうなアナトリーカズさんの対照はすごい良かったなー。
 
 CDとか出ないのかなー。もしくは、この面子でちゃんとミュージカル版やってほしい! …あー…アービターは変わってもいいw;
 


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…って。なんでコニーいるのー! 今回基本スルーで譲渡町で済ませようと思っていたのに…。ニコ生とかで配信やるならそれでいいやと思っていたのに…orz 

 ところで誰役だろう。人気あるおいしいメンツはどーせジャニどもが持ってって(しかも都合の良いキャラ改変しやがる)回ってこないだろう鵜から、脇の脇みたいなポジだろうけど。

 前篇でもういないキャラにもかかわらず意外と出ていた亡霊キルヒとか回ってきませんかねー。たぶん座組で1・2を争うのっぽさんですし! 間宮ハルトと並ぶと絵面が美しくていいよ! たぶん!

 同盟方面で和気あいあいとしてる中に混ざってくれるんでもいいよ! あっきーとの凸凹並び見たいw

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2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:783ページ
ナイス数:12ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/32662/matome?invite_id=32662

■ノーストリリア (ハヤカワ文庫SF)
久々再読。少年の突拍子もない冒険譚。補完機構のシリーズ読んでないので後半の駆け足感に置いてかれた気がするが、疾走感が心地よく、描写されるイメージが皆映像的で心躍る。とても濃い旅行に行ってきた読後感。
読了日:11月28日 著者:コードウェイナー・スミス
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34070482

■鳳凰飛翔 〜華焔、江を薙ぐ〜 (かぜ江シリーズ) (コバルト文庫)
赤壁の戦い後編。演義だと蒋幹騙したり黄蓋さん鞭打ったりイベント多い辺りですが、朝香版は蒋幹来訪からの蔡瑁張允の処刑省略とか、主に黄蓋さんの心の動きに重点が置かれてて苦肉の計の暴力描写なくしたりとか、血腥いトコはなるべく押さえてるあたりがコバルトかなあと思ったり。全面的に黄蓋さんを信頼しますから、で押し切った都督も大概ですが、劉備も食わせ者っぽいにおいがしますねw
読了日:11月9日 著者:朝香祥
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33483264



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 四民月令を手に入れたぞ! 新品! オンデマンド版だけど!
 
 三国志にはまって以来「あったら読みたいな~」くらいの温度で、しかし十数年しつっこく探していた本でございました。
 何が書いてあるのかというと、後漢頃の年中行事やそれに付随する生活情報的な事柄一覧です。三国時代のあの人やあの人が日々どんな生活送ってたのかなーとか、補完してニヤニヤするくらいにしか使わないんだけどねw
 
 東洋文庫でさっさと絶版になっていて、古本を探していたけどいつの間にか電子書籍版が発売されていて、しかし電子書籍は電源ないと読めないのがヤダ…。なんてことを言っていたら、三省堂が電子書籍を紙に印刷&製本するサービス始めてて、ラインナップに東洋文庫が! うれしいね! 
 
 というわけで三省堂も改装オープンしたっていうしのぞきがてら頼んできました。内装的には1Fレジが増加して広くなったのと、1F奥の電子書籍コーナーができてるとこ以外はあまり変わってないような…?
 
 カウンター(大変暇そうだった)でオンデマンドお願いしますっていうと、東洋文庫は通常サイズとワイド版とあるそうで、見本見せてくれます。ワイド版が意外と大きかったので通常版で頼んでみました。待ち時間は20分くらいということで、その間は店内をうろうろ。ちょっと惹かれた本を立ち読みしてたら20分とかあっという間w;
 
 できました?って行ってみるとできたてほやほやの本が! 中身の確認してお支払い。支払いはそこのカウンターでOKだけど、カウンターの中にレジあるわけじゃなくて中の人が背後の通常レジカウンターに持っていく形式。三省堂ポイントは付きませんとのこと。えー。
 
 注意書きがあって、「表紙はインクジェットなのでこすると色移るよ」「糊の固まるのに半日くらいかかるから、雑に扱うと崩壊するよ」(大意)とのこと。
 箱もしおりひももなく、ペラ表紙のペーパーバックでお値段3150円(税込)。電子書籍版と値段一緒。装丁もお安いんだし値段下げてよと思わなくもないけど、まあ古本を探し回る(あるいは読みたくなるたび図書館で取り寄せる)手間も込みで買ったと思えばいいのかな…。というかそうでも思わないとやってられんw
 
 中身はまあ電子書籍版が画像でできてて、それをそのまま印刷してるせいか全ページにわたってうっすらと網掛けがある状態。これ大元の画像のほうで処理できなかったもんかねえ…。二値化とかすると細かい文字飛んだりするのかなあ。読めなくはないけど、ちょっと気になるわ。

 


 でも無いよりは全然いいので、また別の本も頼んでみようかな~という感じです。絶版書籍がこうやって手に入るのありがたい。末永く続いてほしいね!
 



…別に平凡社と三省堂の回し者じゃないよw;



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@芸術劇場プレイハウス。マチネ。プレイハウス二月ぶり―。
 初見が東京楽って我ながらなんだかな。ほんとは先月にもう一回くらい行っておくつもりだったけど、なんとなくタイミングを逃してしまったのよね。
 NODA MAP自体もとても久しぶり。最後に見たのが贋作・罪と罰だったか…5年くらい前じゃないか? うわー月日の流れるのはやい。
 
 今回は下手サイドの一番後ろ(補助席が出てたから実質後ろから二番目)で二階席の下でした。空調の風が直にあたるの席なので、と係員さんが貸し毛布配ってた。ブロックの真ん中辺の席だったので、借りずに肩にストール、膝にコート装備でいたけど、いうほど寒くは無くてよかった。
 頭上の圧迫感は割とあるけど後ろの方意外と傾斜が急で、前の人の頭も邪魔にならず視界は快適でした。すばらしい。入り口にでかでかと「当日券あります」って出てたけど、さすがに今日は1Fは座席は満席でサイドに立ち見の人もいました。2Fは見てないのでわからないw;
 
 今回のステージプランの模型がロビーにありました。シンプル。これが盆で回ったり、箱部分の外側に釣りもので装飾出たりといろいろ変化します。観てて楽しかった。
 
 そんでもって戦国BASARA舞台の大千秋楽も重なって、予定時間2時間10分+移動時間の予定がぎりぎりだったので、長引かないでくれよー!と念じていましたが、さすが野田地図。変にアドリブとかで長引かせたりすることもなく、きっちり終わらせてくれました。カテコさすがに多かったみたい。3回くらいでスタオべになった隙に出てきてしまったけど。


 以下ネタバレ雑感。

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 ストーリーは美輪明宏の「紫の履歴書」ベースに各エピソードに野田流のシュールな解釈をつけつつ今に至るまでの生涯をざっと語っていく感じ。野田さんの脚本にしては大分わかりやすい部類だと思うw
 冒頭はまず生まれる前の世界。女の子の魂はち○この絵を踏み破って女であることを証明して生まれてくるw だがその列に並んでたうちの一つの魂は、痛そうといってその踏み絵を踏めず、かといって男性のほうの列にも並びたくなくてゴネる。とそこへ男性でもあり女性でもある化け物、アンドロギュヌスがやってきて、男にも女にもなれない魂と一緒になって一つの体で生まれてくる…それがMIWAの始まり。と野田さんらしいつかみ。
 ちなみにこのアンドロギュヌス役が新太さんで、黄色いソバージュのかつらになんだかよくわからないラメっぽいドレスの今の美輪様イメージの扮装で、もうインパクトばっちりw

 そして内なるバケモノの声を聴いて歌に目覚め、時に離れつつ元鞘に戻りつつ歌手の道を歩んでスターになっていく。ちなみに歌心はアンドロギュヌス(安藤牛乳)の担当らしい。恋に落ちれば離れ、恋人と別れてはまた歌を取り戻し、数々の男性たちと出会い、別れ、最後にはアンドロギュヌス(安藤牛乳)とも別れ、というか融合して一つの「美輪明宏」になる。ざっとそんな感じ。
 主人公からして二人一役(というのかな)で、役者たちも一人複数役を演じつつ、その「役」の人物自体が主人公と同じように二つで一つの人物だったりしてなかなかややこしいw 今回はこういう二重性が全体の仕掛けみたいです。あとキーワードは「踏み絵」かな。あれこれセリフ考えながら見て面白かった。 
 千秋楽分を先行でとって、あとは暇を見てもう一回とか思ってたら行きそこなってしまったので、もったいないことをした。せめて戯曲ガッツリ読みたい―。
 ところでところどころ挟まる歌が、本家美和様の音源で、そこは気を遣ったのか、実在の「あの人」の物語であることを強調したかったのか。どうせなら新太さんとりえちゃんで歌えば良かったんじゃないかという気がしないでもない。
 
 キャスト雑感:
 宮沢りえちゃん、その昔大河ドラマで見て、雰囲気いいのに喋ると残念だなー…orzと思っていたのに板に乗るといい女優さんだな! なんか、フツーに良かった。女心の美少年はまってた。
 
 瑛太さん、主人公の運命的な恋の相手「ケイイチロウ」の名を持つ男w 小学生くらいの少年、戦前の学生、昭和のスター、節目節目に現れては主人公の前を去っていく。各キャラの演じ分けが面白いw
 
 浦井君、野田地図と浦井君という取り合わせがなかなか意外で、でもそういや新感線でてたからその伝手かな。基本的に主人公が働く店とかのウエイターとかの役なんだけど、後半ごろの東京のシャンソンパブの場面で、レース柄の網タイツにフリルブラウスで出てきたときはびっくりしたw; その格好でもダンスはキレキレだった☆ ふんどしの度胸もこれで付けましたかねw; 同性愛者で、家族にカミングアウトするも責められて首をつってしまうかわいそうな青年役でした(TT
 
 野田さん、ますます声が薄くなったような(汗 いや聞こえたけどね。三島由紀夫とそのドッペルゲンガーの二役。割腹自殺をしたのはドッペルで、ドッペルが死んで本体がまた主人公の前に現れる、てーのは暗示的でぞくっとした。
 
 だいたいそんなん。
 変な突出感とか凸凹感とかなくて、きっちり野田色の世界で面白かったす。




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年末のアンドレ舞台、ナチ物で暗いっていうか鬱っぽい話らしいし、クレ順を見る限り、コニーさんは客寄せの添え物役っぽいし、16日の先行はほぼ端っこしか残ってなかったしいいやーと思ってたんだけど昨日のUst放送だと割と出番多め…? チラシにもよーじろさんと二人でどーんと刷られてるし。これで端役だったらチラシ詐欺だよな。。。

 だがしかし脚本まだ終わってないらしいし、軍服着てるからにはヒトラー側なんだろうし、「この時代でなければ生まれてこなかった」みたいなこと言われてたから、なーんか嫌な予感。文革における四人組のポジションについて、最後には吊るされるとかじゃねーのかね。

 よーじろさんなんか感じ悪いしなあ。なんか宴弐の不評の憂さ晴らしにサンドバッグにでもされそうな気がちょっとしたりしなかったり。。。
 まあ考えすぎだといいんだけど。だがしかしサンドバッグにされて溜飲が下がるくらい悪い役を演じるコニーというのも見てみたいと思ったり。…業が深いねw

 ところでアンドレでセリフ劇って汚い言葉のガナリ合怒鳴り合いが3時間続くんですかね。日頃は殺陣の合間で適度に緩和されているけどあんなんばっかりだったら別の意味でかなり辛そうw; 来週末が一般だけどどのくらい出るんだろーかね。。。悩ましいなあ。





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 @TDCホール。ソワレ。初日!
 去年の今頃もアホほど通ったホールですが、今回はなんかいろいろあって様子見を決め込んだため、事前確保分は大楽のライビュ含めて3枚。それでもいいと思ったら当日券確保で通えるできるように初日は観に行くという業の深さよw;
 
 まあ、捨て駒としては、今回脇役ですが、コニ就様の勇姿がおがめればいいかーくらいにハードルを下げておいたよw 新技の練習もしたらしいですが、劇中では使われることになったのかどうかも楽しみだ♪ 
 
 んで、今回は蒼紅と半兵衛キャス変・オリジ要素強めのシナリオetcと手放しに買いまくる空気でもなく、全体に舞台クラスタ静かな感じだなーと思ってたですが、物販の行列も今回はほぼなくてびっくり。去年ここで上演された瀬戸内舞台のときは、同じくらいの時間に行って「今から並んでも開演に間に合わないかもしれません」て言われるくらいだったのに(;・∀・) まあ、欲しいものがさくっと買えたのは助かりますがね。というわけでパンフとコニ就様のブロマイド買ってみました。

 今回からグッズ制作も変わったらしく、これまで加工激しかったブロマイド写真がよく言えばナチュラル、悪く言えば手抜き無補正状態であらあらって感じ。加工してないわけじゃないと思うんだけど、中村さんとかひげの青みとかがバッチリで…。パンフはコニーとかクロカンは比較的美人さんに写ってる方かなー。
 しかしカメラマンも判ってないなーと思うのは、コニーは頬骨が高くて顔が細くてほっぺた削げ気味だから、斜め角度だと輪郭がすごい凸凹になっちゃうからなるべく正面ショットのほうが美人さんに見えていいのに、斜めばっかりなんだよねー。瀬戸内のときの正面のちょっと目を眇めてるショットとか溜息モノの美しさだったのに勿体無いなあ…。

 んで今回の席は下手よりアリーナセンター後方。段差は3列ごとってのは瀬戸内の時と変わらず。ただ席数は瀬戸内のときよりは若干少なかったような。そして今回の席はその3列の真ん中列で、また前に座った人がえらい座高の高い人で(;´Д`) 隣のお連れさんより肩の位置が5cmは違ったよ。女性だったけど。もー舞台の肝心なトコが見えないっていうね。どうして座席をセンターだけでも千鳥配置にしないんだろう。気が利かないね! シアタークリエだったらスタッフがこまめに客席巡回して前の人が後ろの人の視界遮ってそうというところにはすかさず座布団勧めに来るものだが、当然そんな気遣いはなく。まあここまで気が利いてるのもクリエスタッフくらいだけど。
 気が利かないといえば退出のときのエスカレーター封鎖も大概迷惑。階段狭いんだから動かさなくていいからエスカレーター通らせてほしいよ…。
 席の埋まり具合はほぼ満席? アリーナもぽつぽつ空きはあったしサイドや3Fは出してないようなのでそこは空いてるけど。下手のサイドブロックに西田さんがずっと座ってたなあ。

 
 セットはなんかシンプルな感じ。大まかに3段なつくりで米の字のように通路が通ってる感じ。お馴染みの凹をひっくり返した形の壁も前回のような柱も釣りモノも移動セットもないのでなんだかとても舞台が広いw 奥にスクリーンで下手側にちょこっと斜めに曲線で切られた壁。

 構成は従者メインの「深淵の宴」が一幕(約一時間)、休憩15分、三成メイン豊臣話の「凶王誕生」が二幕(約一時間半)。大体時間どおり。

 とりあえず様子見、という目で見たせいか、単に主従も関ヶ原も豊臣も一押しと言うほど思い入れがないせいか(好きか嫌いか言ったら好きですよ)、「…無難にまとめたな」というのがまずの感想。短編二本だからかな。珍しくあっさり風味だったなーという感じ。
 ただ、個々のパーツの比重と精度のバランスが悪げなので、ちぐはぐ間はあるかな。大阪の頃にはそれなりにこなれているだろうか。

 あと、今回は二本立てのせいなのか考える暇がなかったのか役者が無理だったのかいつものOP殺陣がなかった。音楽の中順番にキャラが顔見せしていくのはいつも通りやってるんだけど、殺陣じゃなくていつも一幕ラストでやってる各軍日常風景みたいな感じですーっと流れていく。…2本だから? 毎度構成マンネリだなーとは思っていたけどなければないで物足りない気がするねえw 観客なんて勝手なものだww

 石川さんの新曲はああ新曲だなと思ったけど、掛け合いのBGMになってることが多かったような。曲をバックに長い尺の剣劇みたいなシーンでずっと流れてるわけじゃなくてボリューム頻繁に上下するから歌詞あんまり聞き取れてない。サビがお持ち帰りソングにもなってない。もったいない。

 それにしても、開幕前に「舞台広いなー」と思ったのが、中で役者さんが動いてても広さが埋まらない感じがなんだかなあ。1つのシーンに登場する人数が減ってるだけ? 今まではそんなに空間を感じたことはなかったのだけどね。ううん。


 以下ネタバレ含む雑感。


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●「深淵の宴」
 ストーリーは宴の佐助ストーリーと小十郎ストーリーをニコイチにまとめた物。ゲームでは気絶しっぱなしの政宗様は意識ある状態でダメージ大きめという改変あり。
 あと、小十郎ストーリーではラストステージがVS徳川なので、そこをカットして、代りに上田占拠に行ったことにして佐助ストーリーと結合してるというつくり。
 従者が主人公なので主人達はイイトコないなー。政宗様は石田軍にフルボッコされて重傷でその後誰と戦っても負ける感じだし、幸村にいたっては城をとられて上杉に援軍要請しにいくお馬鹿ちゃんになって佐助にグーで三発も殴られるという(;´∀`) これは先代蒼紅ではできないつーかやれなかっただろうかなと思ってしまうので、まあ代替わりしてて良かったのかもね。
 で、上田城は結局あっさり返して立ち去って石田との戦いに向かう伊達主従と、石田軍との同盟に踏み切る真田主従。
 伊達主従は単独で豊臣軍に当たろうとする政宗様VSそれを諫める小十郎&わだかまりを殴り合いで解消する真田主従の主従対決×2で小十郎は軍師としての自覚を新たにし、幸村は大将としての自覚に目覚めそれぞれ主従の絆をガッチリにしなおしてめでたしめでたし。
 関ヶ原に向かう出陣風景で幕。

 キャストは秀吉・半兵衛・北条のじっちゃんがお休みで、あとは全員登場かな。元のシナリオの敵役だったり、まあ移動の通りすがりにいる感じだったりでほぼ全員出演。全体にシリアス分多めで笑いを取るところも無駄にがなりたてて勢いで笑わせる感じじゃなくて、間で笑わせる、みたいな感じで大人しかったなー。
 意外と大谷さんが笑わせ担当で、以前家康がやってた笑いすぎ芸を多用してました。元就様がツッコんで止めるw なにげにいいコンビでした。でもちょっとストーリーの雰囲気にはそぐわないような。

●「凶王誕生」
 ゲームの3のOPムービーのいくつかで使われてた小田原攻め前後の辺りの時間軸でキャラのセリフで断片的に語られてたとこやなんかを寄せ集めて補完して1本仕立て上げた感じ。今回はナリ様はもう豊臣軍の末席にいて、四国は現在家康が交渉中ということで両者不在、北条と上杉武田の三国同盟で、伊達さんちは単独で豊臣に対しようとしていて、雑賀衆は豊臣に雇われている設定。
 そこから、伊達軍の援護にきて、しかし力及ばずで去っていく一揆衆や、それを見て契約を破棄して寝返る雑賀衆やら小田原城に単身迷い込んで氏政じっちゃんと仲良くなってる黒カンとか、高みの見物してるナリ様とか、色々あって、半兵衛が息を引き取り、秀吉も家康に討たれましたのお知らせが入って三成が雨の中血の涙を流し、3のOPに繋がる…といった話。
 それにしても三成が秀吉よりもはんべたんよりも家康好き過ぎでびっくりした(;´∀`) 復讐の理由も秀吉が殺されたからというよりは「一緒に生きようってい言ったのによくも裏切ったな」って方が主成分になってるし。そ、そんなんだったっけとやや戸惑いましたがまあ需要と供給というやつですね。黄色のスポットライトでアピールされる家康の不在を見つめる三成の顔が切なくていいですね!w
 ところでOPで「裏切った忠臣の物語」って言ってたような気がするんですが誰のこと? 三成だったら「裏切られた」では? はて。


 宴会芸はまとめてこっちで披露。なんかお約束のアレ…と見せかけて!な展開多くて面白かったですw 武将祭見てないから豊臣軍も初見だったし、なによりモーリーを探せが…!

 武田・上杉軍は武田の無礼講ではじまった幸村の「君だけに」をけんしんさまが「ぬるいことやってるんじゃありません!」的に妨害して「軍神歌劇団第一回公演『ベルサイユのバサラ』を披露。ケンドレとカスカルの愛のシーンからケンドレ死亡までw ちゃんとフィナーレでけんしんさまが大きな羽しょってたww モブの皆さんは白いシャンシャンみたいなの持ってたけど、幸村が引っ込むときに落としていたw ドジっ子ww

 伊達軍はヒゲダンス&筆頭の一発芸。投げたオレンジをナイフで受け止めるというもの。一回失敗して二回目で成功~。ちゃんと成功と失敗のSEまで用意してあって本気だなwwと思ったけど、そこはかとない悪意を感じたのは私だけか(;´∀`) 今オレンジって言ったらねえ……。果物かぶってお花のバイクに跨るあの人たちだよね…。
 それから「俺から始まる片倉コ注入ゲーム」。せんだみつおゲームの変形みたいなやつで、失敗すると小十郎に闘魂注入ビンタを貰う。筆頭が2回失敗するんだけど、1回目は「よーしお前らルールは分かったな!」とうやむや、2回目は「いたし方ありますまい」と自分にビンタw 主に手は上げられない小十郎なのでしたw 甘いぞww

さらに続いて豊臣軍。三成の「宴会芸を始める許可を!」から秀吉の許可が出て開始~。
三成「もしも秀吉様が眼科に行ったら!」 秀吉「ものもらい!(『このくにのみらい!』の口調で」チャンチャン♪ 半兵衛「ばい菌が入ったんだね」
で 「筋トレをしたら」→「ツライ」→「意外と腹筋ないんだね」、「神社に行ったら」→「お祓い!」→「とりつかれてるんだね」、とか言ったところで「くだらん」とナリ様御登場~~♪
 そして「モーリーを探せ!」w 大谷さんとナリ様のかくれんぼ。ナリ様つーかコニーの素のようにおろおろした感じで隠れ場所を物色した後、舞台後方の壁のところに隠れる。そのとき兜の端っこがちょこんと見えてるのが激カワ(*´∀`) 大谷さんの「もういいかい」の声に「もういいよ」と返ると、ほかにも床ににょこっと兜の先っちょのようなものが数本生える。一本は赤白縞模様w 大谷さん、赤白のを見て「これには騙されん」と言った後、さっきコニーが隠れた壁の1本に向かって「これであろ、出てきやれ」とかいうと別のところからコニー「我よ」で、顔を見合わせてチャンチャン♪
 更に刑部の大縄跳び。黒カンの鉄球の鎖で大谷さんが縄跳び。…胡坐かいたまま! 三成が「今日は三回」と言って、ほんとに3回ジャンプ。すげーーー! 足痛くないのかな(;゚Д゚) 因みに縄係は片っぽはもちろん黒カンでもう片方はナリ様。鉄球をひょいと持ち上げて配置につくナリ様がなんだかシュールでしたw 力持ちw
 更に刑部の一人縄跳び。今度はナリ様の輪刀で縄跳び。貸してあげるナリ様優しい。…すごすぎる(;・∀・) いやー足痛めないように気をつけてくださいね。

 豊臣軍濃いなあ(;´∀`)


 カーテンコールは仕切り誠治郎さんで、コバPと山本Dがゲスト。もしかしてナリ様や大谷さんの参戦とか触れないかなーとやや期待したけどそんなものはなかったね…orz デスヨネー。



キャスト雑感(言いたい順):

・小谷ナリ様:お久しぶりのコニナリ様ー(*´∀`) 今回はチラチラとアクセント的に出てきてはこの後の陰謀の予感を感じさせるというくらいの立ち位置で、本筋的には全然いなくてもいいような感じがだいぶする(;´∀`) 場面転換のときにちょこっと出てくるからなんかアイキャッチみたいだなあと思ったり。
 刑部と悪だくみ仲間なのでいないよりはいたほうがいいけど割と背景。のはずなんだけど、なんか出番多かったね! 一幕のときはVS佐助・小太郎のアクションとか派手だったし、二幕は宴会芸は可愛いし、終盤半兵衛が倒れるとこに居合わせたり、ちまちま美味しかったです。惜しむらくは半兵衛との対決がなかったこと…。戦うのかなと思ったらはんべたんが吐血して倒れてしまったので。
 芝居で絡みが少ない分アクションの見せ場多かったね! 投げ技が増えてたし、バサラ技も撃ってたし。あの最後に分割輪刀を奥の奈落にポイして片手を挙げるとわっかになった輪刀が飛び出してくるとことかすごいカッコイイ。 いやー、もう殺陣がキレッキレで美しかったわーー。どうでもいいけどモブの首に輪刀投げてくるくるする技を見るとどうもいるかのショー連想するんですけどw 瀬戸海でいるか訓練する元就様とかいいかもしれないw
 VS佐助のシーンで、佐助「お日様の割りに陰険だねえ!」 元就「岩戸にこもって休むも役目のうちよ」なんていうやりとりがあって、なんか…ゲーム新作の参戦が発表されない今まさにおこもりされてるような気分で胸が痛いです。はよ出てきてください(;><)


・滝川筆頭:でけえ! 小十郎の吉田君も大概でけーなーと思ってこれまで観てましたが、彼と並んで遜色ないデカさ。これまでの記憶があると遠近感に狂いを感じますw; でもなにげに同じ段に立たないようにとか、並ぶときは軽く膝を曲げたり首をかしげたり、高さが目立たないようにしてたすね。一幕は怪我してる設定だから、身をかがめててもあまり違和感はなかったけど、二幕はあー苦労してんなと思ってしまった。足腰にキそうだが頑張って~。
 あと声や口調が久保田筆頭に似ててびっくりした! 思わずオペラグラス覗くとそこにはハーロックがいたがなw; 殺陣はちょっと重い(;´∀`) この手のアクションは慣れてないのか腰がまだ高い感じ。あの6本鞘ついたベルトのある衣装で軽々と動き回ってた久保宗様はほんとにすごかったんだなーと改めて感じ入る次第。
 で、久保宗様っぽく気を張って決めてる時は野生の狼の危険さを漂わせているけど、気を抜くとほやっとした大型犬の気配がする気がするw いつきに頭ポンするシーンとか。久保宗さまの物まねじゃなくて、筆頭のキャラがもっと馴染んでくれば、包容力のあるいい筆頭になるんじゃないかな~。今後に期待。


・びしん半兵衛:リンカネときは思春期の高校生ぽくてほんとに半兵衛出来るのかなと思いましたが、思ったより半兵衛でしたね。口調とかは原作キャラよりも先代の崎本半兵衛の物真似感が強いけど。筆頭もそうだけど別に物真似しなくてもいいと思うんだけどねー。似てないところが却って鼻についてイマイチ…ってなるよ。
 殺陣も悪くないけどなんか技が少ない…? まだレベル上がってない半兵衛のような気がしたなあ。んで型はそれなりだけど気持ちがついてってないかなあ。秀吉に深い思い入れをあまり感じない。…っていうのは半兵衛として致命的な気がするんだけど。
 どうでもいいけど吐血の演技がリンカネの周瑜さんまんまでちょっと笑ったw; まあ演出家同じだから仕方ないのかな(;´∀`) ぼちぼち頑張ってください。


・白川黒カン:黒カンもお帰りー。パンフの写真がなんかイケメン度増してて驚いたw 豊臣時代でも鉄球はちょっと気の毒だけどあの人はああでないとねw 北条さんちで自己紹介するときのせりふが「両兵衛の賢いほう!」だったのが受けたww カッコよく活躍するキャラじゃないけどなごむわー(*´∀`) 殺陣もコミカルで面白いけど、まだ鎖がもたついたりしててしっくりきてないみたいだ。忍び三人との対戦は自キャラで使ったときの苦労を思い出したよ(TдT) セリフの絡みは多くないけど、端々での小芝居・表情演技が細かくてけっこういい(*´∀`)


・北条主従:微笑ましい(*´∀`) じっちゃん出てきてよかったね小太郎~~! すぐに腰をぎっくりさせてしまうので、動けなくなって風魔に腰を揉んでもらってるとことか、丁寧に腰を揉んでる風魔とセットで可愛い人たちだったw しかしじっちゃんのマイクがどうもトラぶっていたようで、出のときからザリザリしたノイズをさせていたけど、黒カンとのシーンではノイズ入りまくりでついにマイク切られてた。二人して生声で会話していて、ちゃんと声聞こえてすごいわーと思ったけど、あれ2バルの後ろのほうとかは聞こえてたんだろうか(;・∀・) デカイ会場でマイクトラブルは勘弁だ。パラパラなんか踊ってるから配線か何かがおかしくなったのかなあ。


・新田刑部:身体能力高すぎの大谷さんw 一幕は輿風の乗物に乗ってたから、おお、今回は乗物が進化した!と思ったけど二幕は瀬戸内のとき同様ローリングで出入りしてましたな。縄跳びもしてたし…時間軸的に二幕のほうが前だから、その頃はまだ元気だったとかそういうこと…? いやでも座りっぱではあるんだから足にはきてるんだよなあ。ナゾ。乗物作成中とかなのかなあ…。


・いつきちゃん:ちっちゃい! かわいい! これで二十歳とか嘘でしょ(;・∀・) 人体の神秘…。ちっちゃい体ででも大きなハンマーふりまわしてきっちり殺陣もダンスもこなしてて鶴ちゃんといいバサラの女優陣すげーなーと舌を巻く次第。いつきもけっこう無理矢理筆頭に絡んでくるポジションだけど、無闇に出すぎずいいアクセントでした。

・三好三人衆:小十郎ストーリーの中ボスだから出しましたみたいな。一幕にちょこっとだけ出て、あとは中の人たちは普通にサンボとして各軍の兵士として斬ったり斬られたりしてますという、大変レアなキャラですが、再現度高くてびっくりした。衣装とか凝ってたしね。使いまわす予定なんだろうかw 松永センセに連れられてまたどっかで出てきてほしい(*´∀`)


・吉岡幸村:この人も先代の劣化コピー。しかも私が細貝幸村で受付けないなーと思っていたチャラ男感がより拡大されていて眉間に皺が寄ってしまうわ。幸村にはもうちょっとピュアさが欲しい……。初演の信和君よりは動けてたけど(当たり前)、立ち姿がだらっとしてるのと滑舌の悪さが酷過ぎて出てくるとツライ。上田城で佐助に怒られてるあたりはゲームでセリフ知ってなければ何言ってるかわからなかったと思う。扮装写真がチラ見せされたときは腹筋もなくてがっかりしたけど、そちらのほうは少しは鍛えられたっぽい? 衣装の形も変わったような気がするけどあんまりオペラグラスで見なかったので定かでない(;´∀`) 改善の余地はあるのかなー。


・ジジイの孫:宴で「伊達軍の老兵」は卒業したことになっていたが、今回はその「孫」として佐久間さん登場。「孫」なんでお腹に大きなジジイの遺影をつけた状態で出てきて、しかもこれは初回のネタじゃなくて二幕でも付けっぱなし。けっこうげんなりである。せめて遺影は外しとこうよ…。この役は今回のみの出演である事を切に祈りたいが、客席は受けてたみたいだからまた出るんだろうなあ…(;´Д`)


・上杉主従ははっちゃけが増していて面白かったけど、かすがちゃんの動きが2のときより悪くなってたような気がしたけど気のせいかな。衣装は胸元の肌色減ってたね。けんしんさまの衣装がしわくちゃなのがちょっとな…。あれ改善のしようはないのだろうか。

・小田井秀吉:声高いー(;・∀・) 2のときより再現度下がったかもしれない気がするのはお茶目シーンが増えたからだろうか…。嫌いじゃないですけど。もっとコニーいじってあげてくださいw


・サンボの中で、リンカネで蒯良やってた人がなんか目についたなー。イケメン。あれで声がよかったら役付きで出てきてみてほしい感じだ。尼子さんとかどうだろう。魯粛さんだった人も探したけど見つけられなかったー。

・主役陣はもう大変な安定具合で今更特にいうことが見つからない。。。吉田君は振り回され感が多少減って肩先に先輩風のようなものがかすかに吹いていたような? 


 次は東京楽の10日までおあずけ。進化楽しみです(*´∀`)


 



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朝香さんの新作のあおりでかぜ江月間w でも後半は漢検の勉強してたから本読んでないわー。

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1072ページ
ナイス数:9ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/32662/matome?invite_id=32662

■二龍争戦―星宿、江を巡る (コバルト文庫)
赤壁の戦前半戦。主に甘寧と凌統の確執と和解。呂蒙が段々苦労症を発揮していて今後が心配になる…(;´∀`) 周瑜様は傷がまた増えて着実に寿命が削られている…
読了日:10月14日 著者:朝香祥
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32648111

■江のざわめく刻 (かぜ江シリーズ) (コバルト文庫)
のっけから孫策死亡のお知らせでびっくり。時間は飛んで今回の舞台は赤壁前哨戦。諸葛亮が若くて青臭い感じでなかなか新鮮。陸遜も顔見せ。呂蒙ともども大小わんこになる予感で先が楽しみ。
読了日:10月8日 著者:朝香祥
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32501133

■旋風は江を駆ける(下) (かぜ江シリーズ) (コバルト文庫)
新刊発売記念再読。こんな漢字だらけの作品がよくコバルトから出てたよなーと思うくらい真面目に三国志してていい。断金の両片思いっぽいもだもだが楽しいですw さすがに傷みが激しいので新装版とかで再版してくれないかなー。
読了日:10月5日 著者:朝香祥
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32453407

■旋風は江を駆ける(上) (かぜ江シリーズ) (コバルト文庫)
三国志
読了日:10月4日 著者:朝香祥
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32453398



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今年の新年会で、大学時代の友達と「最近これといってお勉強もしてないし、いっちょ資格試験でもうけてみよーか」という話になって、ごりごりに業界関係の試験もあれだしってことで、文学部でが揃ってることだし漢字検定という話になって、その試験日が今日でしたw なんと初回から準一級。けっこういい度胸?w 試験開始が15:30とかで朝から緊張したよー。試験なんてものはスパッと始まってスパッと終わってほしいよね。
 
 申し込み締め切り直前まで「ほんとにやるの?」みたいな空気だったけど、ちゃんと揃って受けてきましたよー。ほかの二人に感想聞いてみるとやっぱ「意外と難しかった」。
 200点満点で8割取れれば合格ということですが、問題集の頻出問題がちゃんと出題されるので、一夜漬けでそこだけやりこんでも5割はいける感じ。問題集さらっとでも全部に目を通しておけば7割は堅い感じ。しかしそこから8割への道はちょっと険しい…。ような印象でした。
 
 受験者はやっぱ若い人が多めみたいだけど、私の居た会場は結構年配の人もいたようだ。頭の体操にいいよね。
 お勉強してる間、読めるが書けない漢字が沢山というのもさることながら、そもそもこんな言葉しらねー!という衝撃がなかなか楽しかったです。
 そういえば読みの問題で「頁岩(ケツガン)」というのがあって、どうも私がそれを覚えられなくてぼやいていたら、一人が「開いた本を想像して、そのページの丸みから尻を連想して=ケツとつなげるんだ!」(大意)という覚え方を披露してくれたのに大笑いして、一発で焼きついたw(代わりに2~3個何かが零れ落ちた気がするw;) こういうこじつけも学生の頃以来だわーw
 惜しむらくは今回の問題で頁岩の読みが出なかったことだw
 
 
 今回受かった気は全然しないのでもう一回リベンジかなー。「石鹸」とか「刺繍」とかがまだ書けるうちにもう一度。




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