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風の吹くまま気の向くままの生活雑記
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 朝からBASARA舞台のチケ取りして、無事に千秋楽が取れたので、昼から映画観にいってきました。

 前売りを買うと見に行かないのジンクス打破のためにハシゴ。
 どっちも小説原作なので、文庫本も買ってはみましたが結局天地の方は上巻までしか読み終わらなかった(^^;)

・「天地明察」
 既に5週目ってことで最寄り映画館では1回上映。でもプレミアスクリーンなのでゆったり快適だった!
 文庫本上下の話を1本なので相当改変はあるだろうなーと思ったら、上巻分だけでも色々ばっさり。れんちゃんが最初からにこにこしてるとかその最たるものだと。でも宮崎あおいはツンデレよりも笑った顔に愛嬌があっていいと思うのでまあいい。
 岡田君はかっこいいのにとぼけた芝居が結構はまる感じ? 大御所に囲まれて奮闘する感じが、作中の算哲さんのキャラとシンクロして良かった感じかも。
 松竹だけあって梨園の方々も出演で、いや幸四郎さんかっこよかった。染兄がイヤミな公家キャラで、雰囲気出ててこれもよかったなと思ったりw
 中井貴一扮する水戸光圀がモダン柄の着物で、椅子テーブルで食事をし、ワインを飲み、型破り推奨!なお人で、ちょうど大河で岡田君がクロカンをやるというニュースを聞いたばっかりで、…大河の信長に中井さん来る前振り?とか思ったり?w
 全体に画作りとして、バストショット・顔アップが多くてそれがちょっと息苦しい感じだなあ。基本アイドル映画だからそうなるのかな。
北極出地の雪の風景とかは綺麗で好きだけど。日本昔話みたいだよね。懐かしい感じ。
 でも音楽良かった。なんか大河っぽいなーと思ったら久石譲だった。そりゃそーだw
 後半、暦を作りますのターンの天測所の建物の中の風景とか結構好き。あー理系ヲタの研究所だなって感じでw ところであのとき何でブレーンに関さん招かなかったんだろうとか、あの襲ってきたのは誰の手の者なんだろうとか、あれっと思うところがぽつぽつあったけど原作読めばわかるのかな。あと改変と言えばおじいちゃんズの夢の話、片っぽだけしか語らせないのはなしだー!と思ったり。
 最後は皆既日食で終わるのだが、あんな欠けはじめから暗くなりだしたりはしないぞwとつっこみたかったがまあいいや。

 結構おもしろかったです。とりあえず原作の続き読もう。…前売り買ってから本のしおりが割引券になってたことに気がついたw まあいいけど。


・「ツナグ」
 原作読んでから行ってきましたー。原作は意外と淡々とした空気感のある語り口とお話で、あんまりハンカチを絞らせる感じじゃなかったですが、映画の方はその辺盛って泣かせにかかってくるだろうな踏んでいったのですが、意外と泣けず。原作が短編5本の連作形式なのを、1つ分(「アイドルの心得」)をばっさり切って、残りの4本も細切れのシャッフル状態にして最後の「使者の心得」を軸にまとめましたという再構成をしてた。映画的にはその方が分かりやすいけど、アユミ君視点で話が進む都合上、なんか更にツナグに死者との再会を依頼した人と死者との物語が他人事になっていて、なんだかなーな感じ。いい話なのは変わらないし、後味もさっぱりしてるから悪くはないんだけど、なんか物足りない…。
 尺の都合で依頼人さんたちの鬱屈みたいなものがごそっとカットされてるからかな。「長男の心得」なんかマジであれだけ見ても意味わからんわw; のびのび育った弟と、優秀なその子供たちと、それに引き替え自分たち親子は…。みたいなとこばっさりなしだもんね。
 「親友の心得」も女子高生役二人が意外といい芝居してて、それに引き込まれたけど(脳内原作補正もあると思うけど)、よく考えると二人の隠れ腐女子設定とかなくなってて二人の親友設定が口だけになってた感じ。
 しかしとーり君と希林さんが出てくる度に食事をしてて、しかも毎回おいしそうなので、昼抜きで映画ハシゴした身にはちょっと目の毒w; お腹鳴りそうで冷や冷やしたわw
 俯瞰のビル街の風景や空のカットをマメに挟んでくれるのでメリハリきいてて良かったなと。そして高校生とーり君可愛かったw バスケやってるのはある意味サービスカットですねw

 リピートはしないだろうけど、メイキング映像多めのBDとか出たら買ってもいいかなー。

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 戦国BASARAの舞台がもうすぐ開幕でそわそわしてるところに戦国じゃないほうの田村由美の漫画のほうの舞台化キタ━(゚∀゚)━!
 http://www.tuffweb.jp/basara/ (コピペでよろしく)

 しかもキャストが、朱理が某梅森源ちゃん、揚羽が久保宗様ときたらなんかもう…行くッしょw 角ジイに舞台宗茂さんの中の人もいるそうだし…。まあこの人は芝居未知数だけど。

 早速公式で先行抽選があったので申し込みをしてみたけど、初日しか取れなかったらしい。。。 やっぱ人気あるのかな(;´Д`)
 とりあえず先着先行で楽日チケ頑張ってみよう…。
 
 tuffってこないだひみつのアッコちゃんやってたトコか…。大丈夫かな(;・∀・)

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http://www.tuffweb.jp/basara/
(コピペでよろしくお願いします)

 戦国じゃないほう。田村由美原作の漫画のアレですな。
 6月ぐらいに舞台化の予定があるらしいと風の噂に聞いていたけど、その後続報を聞かないのでポシャッタのかと思っていたが、実は進行していたらしい。

 これはこれで好きなので、チケット取れたら観にいきたいけど…本編完結してるとはいえ長い話だからなあ。どの辺までやるんでしょ。キャスティングに戦国BASARAの政宗様が入っていてなかなか紛らわしいw
 久保田揚羽とか寿理ナギは想像がつくような感じだけど、シンケンゴールド相馬くんがどんな朱理になるのか楽しみなような怖いような。

 製作Tuffってこないだのアッコちゃんのところか~。はてさて。


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2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:6冊

バチカン奇跡調査官 サタンの裁き (角川ホラー文庫)
奇蹟調査コンビ。今度の舞台は架空の新興国ソフマ共和国。秋葉にありそうな名前ながら設定的にはアフリカか南米か。土着信仰の呪術と過去キリスト教の黒(グロ?)歴史とでなかなかゴシックホラーです。不思議とあんま怖くはないんだけど。主人公が怖がらないからかな。オチはちょっと反則くさいw しかし前作ではキャラの薄かった主人公2人の美形描写やらすれちがい描写やらが増してBLくさくなってきたなw; いいけど。続き気になります。

読了日:9月28日

バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)
陸の孤島のカソリック系教会学校を舞台にしたホラーサスペンス。聖書とかアレとかそれとかの薀蓄たくさんで面白かったですw 主人公の2人組はキャラ付け極端な割りにあんま印象に残らないなあ。意外とキャラで読むよりはシチュエーションで読む感じ。神の真理と科学的真理と矛盾するのか、するならどっちを採るべきかの葛藤は面白いです。ところでこれ舞台になる時代はいつぐらいの設定? リアル現代なのか20世紀末くらいなのか? 微妙に掴みづらいのはバチカンが浮世離れしてるから?(;・∀・)

読了日:9月25日


地球航路 (創元SF文庫)
三部作完結篇。不本意ながらの冒険を続けてきたサイレンスはこれでやっと解放された…のかな?w 大団円おめでとう。欲を言えば、地球に行くまではなかなか面白かったけど、地球に着いちゃったら割と普通で味気ない感じでいけませんな。展開も描写もちょっと物足りない。

読了日:9月20日


ハイスクール歌劇団 男組 (幻冬舎文庫)

ウォーターボーイズ宝塚版。無気力高校生がとあるきっかけで何かに本気で取組む→紆余曲折を経て大成功!っていうありがちなプロットで、描写もざっくりとあらすじ説明っぽいところが物足りない(おかげでキャラの区別がつきづらい。隼人と祐二は割と混乱した)けど、さっくり読めて、後味良い。おのおの進路に悩んだり、引き止めてほしいのにイヤだって意地張ったり、青春だなーと思いながらほのぼの読みました。劇中劇の描写とかもっとほしかったな。ドラマ楽しみ。舞台も観るよ!

読了日:9月12日


空の都の神々は (ハヤカワ文庫FT)

The Thousand Kingdomsを邦訳タイトルにした訳者偉い。そのままだったらたぶん惹かれなかった。 本の厚さの割には話自体はサクサク進むし、読みやすい。どっちかというとラノベ。 絶対的権力を持ち、いびつな支配者一族「アラメリ」の後継者選びとそれにかこつけた囚われた神々の2つの陰謀で振り回される主人公の行く末が気になって引き込まれて読んだ。 人間には理解できない神々の愛憎とか「夜の君」のゴージャスな描写とかちょっとリーの「平らな地球」を思い出すなーと思ったら作者もファンらしい。 続きも楽しみ。

読了日:9月7日


よろず占い処 陰陽屋の恋のろい (ポプラ文庫ピュアフル)

毎度のほのぼの日常に和む。瞬太→三井さんの恋心が初々しくて可愛いなあw 妖狐の話が掘り下げられてきたけれど、他の狐さんもそのうち出てきたりするかなー?

読了日:9月1日

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@丸の内クリニック
 一遍徹底的に検査してみるか!ということで、奮発して行ってみました。健保組合からちょっと補助でるけどそれでも2万弱の自腹です。あいたたたw;

 駅直結で行きやすくていいですね~。きれいなクリニックでした。検査着も貸してくれるのでうっかりGパン穿いていっても安心。肺活量とか測るの初めてでちょっと面白かったですw マンモグラフィーは痛かったw;;

 終わった後にジェフのグルメカードを1500円分くれたが、それだったらその分検査料から引くっていうのはナシなのかなという気がしないでもない。

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 @シアターブラッツ。ソワレ。新宿の100席程度の地下劇場。大変前時代的な風情漂う劇場でした。こんな狭いとこに芝居観に行ったの初めてかもしれないw 大変「アングラ劇場」の気配漂う芝居小屋。

 朝っぱらからザーザーの雨降りで、昼すぎてもちっとも収まる気配がなくて呆然。座席指定なしの先着順自由席なので席がぽっかりあいて演者に申し訳ないとかもないし、やめてもいいかなーとかも思いましたが結局行ってきました。せっかくチケット取ったしね。小谷君観たいしね。

 天候も考えてちょっと早めに出たら、開演一時間前に着いちゃったはいいものの、劇場の入口がわからなくてその辺うろうろしてしまった。で、気づいたときには結構な人数並んでてびっくりした。ウロウロした分のロスがちょっと悔しいね。
 並んでるのは意外と若いお嬢さんが多くて、コニー&植野堀効果かな。男性も多かったのは主演の女優さんのファンらしい。中入って座った席の後ろの人たちがそんな感じだった。
 開演までの会場内のBGMはもちろんアニメアッコちゃんの曲。

 しかし狭いのもあるけど、千秋楽で人がほぼ満席になるだけ来ちゃったらしく、席ぎゅう詰め。前売り客の後に当日券客を入れるんだけど、その手際があまりよろしくなくて、ちょっと押してたなー。別に芝居中しゃべる必要もないんだし二人客をどうしても並べて入れようとかして無理に詰めさせるのやめれ。
 しかも入り口近くに椅子3本(長椅子なので)分「関係者席」を取ってあって、まあほんとに関係者と遅刻者用でもあるんだろうけど、それがねー、普通の席はぎゅう詰め6人掛けで座らせる設定なのに、そっちはちょっとゆったり5人掛け設定にしてあるのどうよ。きちんと正価払ってチケット買った客より身内優遇なんだ( ´_ゝ`)フーン、と若干イラっとしたのはわりと内緒です。まあ小劇団なんてそんなもんか。
 しかし狭いだけあってステージ近ッ! 最前列なんか一歩足出したらステージですよ。まあその分前の人の頭の邪魔度も高いわけですが、とりあえず私が眺めたい人は眺めてられるポジションだったのでまあよしw
 しかも狭いからみんな生声。マイクなし。大声張り上げる必要のある芝居でもないので、ざらざらした割れ声もほとんど聞かないし、みなさんいいお声でした。

 そんなこんなで幕も開始ベルもないのでどやどやステージに出演者が入ってきてきたのが、オーディション会場の集合時間ですなわち舞台の開始。

 一幕物で、1時間40分だかそこら。オーディションの面接場面という設定なので、出演者はほぼ出ずっぱりの座りっぱなし。動きがあるのは面接される側の親役の人々とキャスティングディレクター役のお姉さんくらい。声とちょっとした仕草しかつかない芝居で1時間以上客を飽きさせないようにするのはたぶんなかなか大変なことかと思いますw;
 隣に座ってた兄さん30分くらいで寝てたしなw

 でも、なにもないからかえって何でもある、という、想像力を駆使しまくって脳内でいろんな映像を補完しつつお話を味わうのは楽しい経験でした。ストレスなくそうやって楽しめるのは役者の人がみんな上手いんだと思う。


 以下おもいっきりネタバレ感想。

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 ストーリーは「ひみつのアッコちゃん」の実写映画を作成することになって、主人公役の女の子、12万人から絞られた5人の最終オーディションとして、親の面接をします、というところからスタート。
 審査するのは監督と脚本家、出資元のプロデューサー3名。Pの3人はそれぞれ背広姿の堅そうな人、ポロシャツに髭(だったかな。よく覚えてないがそんなイメージ)の現場系ぽい人、若いチャラっとした感じの人でそれぞれ、老舗映画会社系、TV制作系、レコード会社系、ということらしい。
 ちなみにこの若いPが小谷君で、おじさん二人と一緒で、ちょっと下っ端ポジションぽいキャラでしたw なんかセリフの端々から、Aベッックスの人で、従兄弟にIQの高い人がいて、今はマサチューセッツ工科大学で「プリンを崩さずに救う機械」の研究だかをしてるらしいw 映画の当たり外れの話で「レッドクリフには助けられましたよー」とかって台詞があって、ちょうどこないだ観たばっかりだったので吹いたw TVCMで「本当に大ヒット中」とかやってて笑ったよねあれw
 というか実在の会社の名前とかバンバン出てたけどいいのかこれw;

 んで、オーディションは一人ずつ親御さんがでてきて、5人のスタッフ側の人たちと語っていくわけで、子供の普段の様子、応募したきっかけ、もし受かったら、落ちたら、どんな風に言ってやるか、みたいな話をしていく。
 一人目はとっても庶民的なお母さん。テレビPがホームアローンの主演の子の栄光と凋落の話をして、「もし娘さんが受かったら一夜にしてスター、そして道を誤る可能性もありますが、大丈夫ですか?」ってな話をして、いや大丈夫です。みたいなお母さん。ぴんときてないなーって感じで「ある日突然2億、口座にぽんと振り込まれたらどうします?」って具体的数字を出してみるも、「家族のケータイお揃いにします」ではしゃぐお母さん。それをなま暖かい目で見る感じがなかなかギョーカイの人の感じ悪い雰囲気を醸しててよかったですw お母さん最後に言い残してったことは「今の子って、『お金って使ったらなくなる』って思ってるみたいですよ。バブルの頃なんかはお金は使ってもまた同じだけ入ってくるみたいに思ってましたけど、今の子は使ったらなくなる、次に入ってくるかはわからない、って思ってると思いますよ」
とちょっとスルドイこと言ったった、てな感じで去っていく。

 ちょっとインターバルで「あの子でいいですかねー」「いやまだまだ」みたいな話をして次。

 二人目のお母さんは大阪のおばちゃん的な賑やかなお母さん。劇団内ではよし子姐さん@新感線的なポジションの女優さんなのかな。カテコでのいじられ方がそんな感じだった。
 娘さんはロシアクォーターの美人さんという設定らしく、コニー君が「ちょー美人!」と身を乗り出してはしゃいでいたw 
 で、とても美人で顔見てるだけではにゃーんvてなっちゃうくらいの可愛い子だったから、小さい頃から周りから浮いてしまって、「みんなと違うことが求められる場所もあるのよ!」と芸能界入りして、今回、オーディションにも応募しましたという経緯。最初の賑やかテンションから一転して「この子に居場所をあげてください!」というお母さんの言葉に母の子供を守る決意が感じられてぐっときました。…美人も大変なのね。っていうか上手い人だね。

 そしてまた小休止。ここだったかな、ちょっとおやつ摘む感じで個包装のおせんべを手に取った小谷君、おせんべの袋がなかなか開かなくてひねくり回してたのがちょっと可愛かったw で、やっと開けたはいいけど、一口かじっただけであとおせんべには手を着けずw 水ばっかり飲んでたなーw

 一人終わるごとに「この子にしますか?」のプレッシャーが増していく監督。もう少し待ってください、と、いいながら3人目。

 3人目と4人目がイマイチ定かでない。たしかお父さんの方だったと思う。で、このお父さん役が日替わりゲストの人だそうで。
 今日のゲストは石部さんというお方。長い髪を後ろになでつけてぴょこんとポニーにしてスーツな辺り、とても自由業な感じしますが、なんというかご本人の雰囲気が妙に迫力があって、役の境遇の暗さと相まって、とてもカタギじゃない雰囲気がw;
 早くに離婚してコーヒーショップを経営しながら娘さんを育てたというお父さん、娘ちゃんはアッコちゃん大好きで、更に映画で新潟にいるお母さんに元気な姿を見せたい、ということで応募。でもお父さんはあまり乗り気じゃなさげ、監督はそこを掘り下げて色々きいていくわけだけど、まあお父さん的には娘が選ばれてデビューしたとき、世間の目にさらされてやっかみやら誹謗中傷やらで傷つくのが心配、そのお父さんに監督は「もし娘さんが落ちたらなんて言いますか? 逆恨みとかしますか?」と問いかける。もちろんそんなことはしない、と答えるお父さんに「他の人も同じですよ」と言う監督。少し心が軽くなったお父さんは娘をよろしくお願いします、と去っていく。

 四人目はちょっと変わり種のお母さん。「まず私のことをお話ししてもいいですか」とまずは自分が子供の頃、ミュージカルアニーにもの凄く憧れて、オーディション受けようとしたけど、いざ応募用紙取り寄せたら、裏面の経歴に「これまでの芸能活動・ダンス等の経験など」を書く欄があって、家が貧乏でダンスもなにも習えなかった自分はオーディションも受けられない、本当に貧乏な子は貧乏な孤児のアニーになれないんだ、って深く絶望してやがて母になったとき、子供が習い事したいと言えば全力でバックアップする母になりましたという話をする。
 で、別に強制した訳じゃないけど、子供が自発的に「みんなを幸せにするために私にできることはないかしら?」と言ったのをきっかけにそれじゃあって応募したといういきさつですと。
 余りにアニーを熱く語るお母さんに、Pの一人が「トゥモロー歌ってくれませんか」と振って、お母さん、ほんとに歌ってくれる。で、軽く舞台再現までしてくれて思わず北島マヤかwと心の中でつっこみを入れてしまいましたww
 で、歌が余りに堂に入ってるなーと思ったら、ほんとにアニー演じた子役さんだった人だそうで。なるほどー。
 このお母さんがでてった後、空気がすっかりアニーになってしまって、「今はひみつのあっこちゃんですから!」ってやってたのがちょっと笑えたw
 
 五人目はご両親。不思議と書いてハテナと読む女の子の親御さん。ちょっと控えめなお父さんと娘のことになると興奮しがちなお母さんのでこぼこコンビ(お父さんが凹)で会話の間合いが絶妙な感じでよかった。とても人望があって、だいたい幸運の波に乗ってるという娘さん、なんか出来すぎて色々信じられない感がすごいw 

 で、出揃ったところで、監督は悩みまくる。
 この5人でだめなら今度は中国韓国台湾まで手を広げて探しましょうかというキャスティングディレクターに、いや日本人でやるからそれはいい、といいつつ「でも選べないってことはこの子たちじゃないってことなんでしょう?」と言われ、P三人にも「決められないなら監督変えざるを得ません」まで言われ、おもむろに「ラストシーンで号泣するのは誰がいいかでずっと迷ってる」と告白する監督。
 P側に提出されたプロットは11本、しかしその中に「アッコちゃんがラストで号泣する」ものは無かった、どういうことだ、と激昂するPさんたち。今までオーディションも他のPに比べてどことなく他人事っぽくにこにこしてた伊藤P(コニー)まで豹変して声をあらげるのにちょっとびっくりした。

 そこで脚本家がおもむろに語り始める12本目のプロット。
 クラスでいつも一人ぽつんとしてる女の子と友達になりたくて、コンパクトの力で変身してその子に「友達になろ」っていって友達になる。
 でも嘘ついてるので設定にぼろが出てきたり色々苦しくなってきて、親の都合で海外に行くから、ということにしてさようならを言う。その時その子は「もう私には友達はいないわ」とか言われて、アッコちゃんは罪悪感で大泣きする。
 でも、翌日、その一人だった子が、アッコちゃんたちのところに仲間に入れてってやってきて、「友達っていいものだって教えてくれた人がいたの」。って言ってくれて、またアッコちゃん大号泣するっていう、そんな話。

 こうかくとあっさりだけど、実際舞台観てるときは脚本家役の人の語り口のうまさに引き込まれて脳内映画上映して、結構泣き入ってましたw; 思い出したらちょと目に水が。

 最初「騙された?」みたいにいきり立ってたPさんたちも聞き終わったら「それいいじゃない」「話はもうできてるんじゃない」と上機嫌で、で、主役は?ってところでサイレントモード発動w

 結局具体的に名前は出されないまま、でも監督は誰かを選んでいて、オーデ終了。みんな舞台上から去って、暗転。

 明るくなったときには、監督が一人、今回落選した子たちに宛てた手紙を朗読して終了。テクマクマヤコンの魔法で今回あなたがなるべきはアッコちゃんでは無かったけれど、必ずあなたがなるべきものがあります。いつか大きくなったあなたに会いたいです。とかいった感じ。

 まあ、推理物とかと違って候補5人あげて誰かを具体的に決めなきゃいけないってもんでもないし、実際に子役が出てくるわけでもないので、別にいいようなもんですが、分かりやすくひよったオチだなと思ったり思わなかったりw
 決断する者の責任とプレッシャーを監督役はこれまでの時間で延々表現してきたはずで、その残酷さとカタルシスを曖昧にぼかすことで口当たりはマイルドになったけれど、若干もやっとしないでもないw
 でもまあそのぶん、その後の5組の家庭の落選と当選の様子をあれこれ妄想したりするのはちょっと楽しかったからまあいいや。

 あともう一つ欲を言うなら、P3人のカラーをそれぞれもう少し会話の中で出せればよかったんじゃないかなあ。それぞれの見る基準が違って、密かな押し候補があったりなかったりとか。
 元は二人くらいに振られてた役を3人に何となく振り分けたのかなあって気配がちょっとした。

 まあ値段分は楽しめたと思いますw これで劇場がもう少し快適だったらもう一回くらい行ってもよかった…。



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 なんだかんだと見ていたようなw 主に脇役目当てですがw
 1クールモノはそろそろ皆最終回で、朝ドラの「梅ちゃん先生」ももう終わりですね~。
 ざっくり感想。

・GTO:主に藤吉君の中の人目当てで見てたけど、モブ程度にしか出てない回でも面白かったなー。生徒の皆さんどいつもこいつも親離れできてなさすぎって気はしたけど、展開の極端さと、最終的には大体すっきり勧善懲悪で終わるので後味は悪くないやね(刺青の子の回は苦い終わり方だったけどいいアクセントになってた)。
 2時間スペシャルがもう一回あるらしいので楽しみ(*´∀`)

・サマレス:松本だー!っていうのと村田君の中の人目当てで見てましたが、あまりの出番の無さに3回にして録画保存から見て消しに切り替えたという…。ヤマシゲさんと小池姐さんがいい味でした。つーかヒロインが小池姐さんだったら良かったのになー。

・京都地検の女:週の癒し。とりあえずクソ暑い中涼しげな顔で紺スーツの平林刑事の為にだけ見ているようなものなのだが、後半からメインのキャストさんたちにも絡む芝居が多くて嬉しい。このまま出張ってきて欲しいがところだけど、今期はいい加減尺がないねー(;´∀`)
 しかし毎回誰かが真犯人を庇っているという展開はどうにかならんのかのう。話が単調でイマイチ面白くないんだなあ…。来シーズンも平林君いるのかなー。いるなら頑張って見るよ。

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 絆の力。まじで。

 今回箱が倍以上のサイズになったにもかかわらず、競争率が増しているような気がしていたら、業者が本格的に参入してきたらしい。やめて~。

 とりあえず大阪は楽は無理っぽいけど、東京に関しては(主にチケ運のいいお友達のお陰で)満足に観られそうです。気がついたらアリーナ・1バル・2バル/センター・上手・下手とそれぞれのポイントで見られそうです。万歳。
 贅沢を言うと1バル下手あたりがもう一枚欲しいけど…まあご縁があればかな~。

 あとは捨て駒の心が折れないシナリオになってますように!



 2は結構凹んだんだよ…(´・ω・`)

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遊び歩いてレポ書いて…であんま読んでなかった8月。

2012年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1787ページ
ナイス数:16ナイス

■よろず占い処 陰陽屋へようこそ (ポプラ文庫ピュアフル)
ジャケ買いでしたが、割と当たりでした。話自体はミステリというには全然たわいもないんだけど、ほのぼのしててなごむ。狐体質のひみつは次巻以降で明らかになるのかな? ならなくても別にいい感じだけど。
読了日:08月20日 著者:天野 頌子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21501119

■ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(5) 面影の古都 (富士見ドラゴン・ブック)
なるほど劇場版。確かにそう言うに相応しいラスボスと展開でした。あの超チートのラスボスをもってくるGMも許すPLも色々凄いと思います。卓メンツの信頼関係の賜物ですね。ラストバトルは侵蝕率ぶっちぎりでしたが皆帰ってこれてよかった。朱花ちゃんと真くんは某うる星を思い出すw 
読了日:08月17日 著者:加納 正顕_,F.E.A.R.
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21476468

■ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(4) 黒影の王都 (富士見ドラゴン・ブック)
やークライマックらしく盛り上がった盛り上がった! つくづく若林さん凄いなーと思う巻。もう一巻続くの嬉しい。
読了日:08月11日 著者:加納 正顕F.E.A.R.
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21341177

■いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)
ハヤカワのトールサイズはしまいづらい読みづらいで嫌いなのだが神林作品となれば買わざるをえないのが悔しい。「ぼくの、マシン」は以前雪風読本かなんかでよんだけど、こうやって並べるとまた違う面が出てくる感じ。ネットワーク化と個であること機械とコミュニケーション。そんなことをぐるぐる考える。積みっぱなしの『虐殺器官』と『ハーモニー』を早く読もう。それにしてもほんとに猫好きだよね!
読了日:08月04日 著者:神林 長平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21066116

■真皓き残響 神隠地帯 炎の蜃気楼邂逅編 (炎の蜃気楼シリーズ) (コバルト文庫)
ミラージュの癖に薄い! と思ってたらいいところで続きか! 続きはよ! っていうか邂逅編も15年というのにびっくりした。もうそんなになるんだ~。本編よりはずっと可愛らしくもだもだしてる直高を見てるとそんな気全然しないんだけど(;´∀`) これが決着ついたら邂逅編は一旦終わりになっちゃうのかな。
読了日:08月02日 著者:桑原 水菜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21016433

■つくもがみ貸します (角川文庫)
深川の損料屋姉弟(ほんとはいとこ)を主人公に店のつくもがみ化した品物たちがちょっとした事件を解決していく構成は「しゃばけ」シリーズに似た感じだけど、こっちはつくもがみと主人公達が直接言葉を交わさないとかちょっとドライな感じ。長めの伏線として「蘇芳」という香炉にまつわる謎があって、最終話で解決するけど…お紅さんの豹変というか掌返しがどうにも唐突だよなあ。
読了日:08月01日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20992418

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 なんかネットの海をふらふら漂っていたら、紀伊国屋が面白そうなことをやっている。
 ついったの評判など見てみると結構皆さんガツガツ買ってらっしゃるようで、品薄情報ばかりが並んでくるという有様。
 出版不況がー、だの(しかしこれは空前の好景気だったバブルの頃から言われているのであんまり同情しない)ネット通販の発達で実店舗の書店の売上げが厳しい、だの書籍周辺の業界は何かと暗い話題が多いので景気のいい話は他人事ながらなんとなく嬉しい。紙の本とそれを陳列してる本屋さんがやっぱ好きなので。
 このフェア、出版社も作家の国籍もジャンルも(一応創作物しばりはあるっぽい?)ごたまぜで、タイトルも作者も出版社も判らず、書き出しの一文をプリントした統一デザインのカバーをかけ、シュリンクして中の確認もできないようになっていて、そのカバーに書かれてる一文と、店員さんがつけたというポップを手がかりにピンと来た本を選んで買うっていう企画。なかなかギャンブルだけど、読んでるジャンル・作家が偏ってるなーというとき、新規開拓のインパクトにはいいかもしんない。
 今回フェア対象に選ばれたのは100冊だそうだけど、選んだのは書店の人なのか、出版社のオススメなのか気になるところ。書店の選書眼を試しつつ、自分の読書センスと記憶を試される、そんな感じの遊びかなあ。
 どうせだったらパクリ企画でいいから、丸善とか三省堂とかの大手書店で腕っこきの店員がそれぞれ選ぶ100冊でとかやってみてほしい。あと闇鍋が凄そうなブックオフとかw まあ、純粋に面白くてオススメ本というよりは在庫処分になっちゃいそうだから無理だろうかw;

 ほんのまくらフェアの記事を探してるうちに、類似企画をやってるブックピットオーケストラという人たちがいるということっを知ったので、ちょいとそちらもサイトを見てみたのだけど、…これは微妙だなー(;・∀・)
 あっちは盛況なのにこっちはあんまり盛り上がらないのなんでだ、みたいなぼやきも見たけれど、まあ判らないでもない。
 そもそも本と「出会う」の出会いに対するスタンスが違うんじゃないかなあ~。
 紀伊国屋のはひょいと行って「選ぶ楽しみ」を楽しむ感じだけど、こっちのは行くのにも気合と予約とお金がいるし、皆同じ無地の紙袋じゃ選ぶ時点での楽しみはないもんね。事故みたいにして「出会った」ものをどう付き合うかを楽しむ、みたいなコンセプトなんでは。もっとじっくり腰を落ち着ける感じ。なのでお祭りにはなりづらいんじゃないかなあ。
 しかも「棚に戻すときは次の人へメッセージを」って、ますますハードル高い。読書感想文に苦手意識を持つ人はまず近寄らないね! しかも買いたいような本じゃなかったってんだから感想もネガティブになるんじゃないの? そんなの読んでかえってそそられる奇特な人は…あんまり多くないと思う(いないとはいわない)。
 個人的には立地が渋谷原宿という時点で無理~(田舎者なのであの界隈苦手(;´Д`))。


 どっちもまだ行ったことがないのであくまで個人のイメージです。あしからず。
 とりあえず紀伊國屋のほうには折を見て行ってみたいです。

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