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風の吹くまま気の向くままの生活雑記
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 朝からBASARA舞台のチケ取りして、無事に千秋楽が取れたので、昼から映画観にいってきました。

 前売りを買うと見に行かないのジンクス打破のためにハシゴ。
 どっちも小説原作なので、文庫本も買ってはみましたが結局天地の方は上巻までしか読み終わらなかった(^^;)

・「天地明察」
 既に5週目ってことで最寄り映画館では1回上映。でもプレミアスクリーンなのでゆったり快適だった!
 文庫本上下の話を1本なので相当改変はあるだろうなーと思ったら、上巻分だけでも色々ばっさり。れんちゃんが最初からにこにこしてるとかその最たるものだと。でも宮崎あおいはツンデレよりも笑った顔に愛嬌があっていいと思うのでまあいい。
 岡田君はかっこいいのにとぼけた芝居が結構はまる感じ? 大御所に囲まれて奮闘する感じが、作中の算哲さんのキャラとシンクロして良かった感じかも。
 松竹だけあって梨園の方々も出演で、いや幸四郎さんかっこよかった。染兄がイヤミな公家キャラで、雰囲気出ててこれもよかったなと思ったりw
 中井貴一扮する水戸光圀がモダン柄の着物で、椅子テーブルで食事をし、ワインを飲み、型破り推奨!なお人で、ちょうど大河で岡田君がクロカンをやるというニュースを聞いたばっかりで、…大河の信長に中井さん来る前振り?とか思ったり?w
 全体に画作りとして、バストショット・顔アップが多くてそれがちょっと息苦しい感じだなあ。基本アイドル映画だからそうなるのかな。
北極出地の雪の風景とかは綺麗で好きだけど。日本昔話みたいだよね。懐かしい感じ。
 でも音楽良かった。なんか大河っぽいなーと思ったら久石譲だった。そりゃそーだw
 後半、暦を作りますのターンの天測所の建物の中の風景とか結構好き。あー理系ヲタの研究所だなって感じでw ところであのとき何でブレーンに関さん招かなかったんだろうとか、あの襲ってきたのは誰の手の者なんだろうとか、あれっと思うところがぽつぽつあったけど原作読めばわかるのかな。あと改変と言えばおじいちゃんズの夢の話、片っぽだけしか語らせないのはなしだー!と思ったり。
 最後は皆既日食で終わるのだが、あんな欠けはじめから暗くなりだしたりはしないぞwとつっこみたかったがまあいいや。

 結構おもしろかったです。とりあえず原作の続き読もう。…前売り買ってから本のしおりが割引券になってたことに気がついたw まあいいけど。


・「ツナグ」
 原作読んでから行ってきましたー。原作は意外と淡々とした空気感のある語り口とお話で、あんまりハンカチを絞らせる感じじゃなかったですが、映画の方はその辺盛って泣かせにかかってくるだろうな踏んでいったのですが、意外と泣けず。原作が短編5本の連作形式なのを、1つ分(「アイドルの心得」)をばっさり切って、残りの4本も細切れのシャッフル状態にして最後の「使者の心得」を軸にまとめましたという再構成をしてた。映画的にはその方が分かりやすいけど、アユミ君視点で話が進む都合上、なんか更にツナグに死者との再会を依頼した人と死者との物語が他人事になっていて、なんだかなーな感じ。いい話なのは変わらないし、後味もさっぱりしてるから悪くはないんだけど、なんか物足りない…。
 尺の都合で依頼人さんたちの鬱屈みたいなものがごそっとカットされてるからかな。「長男の心得」なんかマジであれだけ見ても意味わからんわw; のびのび育った弟と、優秀なその子供たちと、それに引き替え自分たち親子は…。みたいなとこばっさりなしだもんね。
 「親友の心得」も女子高生役二人が意外といい芝居してて、それに引き込まれたけど(脳内原作補正もあると思うけど)、よく考えると二人の隠れ腐女子設定とかなくなってて二人の親友設定が口だけになってた感じ。
 しかしとーり君と希林さんが出てくる度に食事をしてて、しかも毎回おいしそうなので、昼抜きで映画ハシゴした身にはちょっと目の毒w; お腹鳴りそうで冷や冷やしたわw
 俯瞰のビル街の風景や空のカットをマメに挟んでくれるのでメリハリきいてて良かったなと。そして高校生とーり君可愛かったw バスケやってるのはある意味サービスカットですねw

 リピートはしないだろうけど、メイキング映像多めのBDとか出たら買ってもいいかなー。

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