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風の吹くまま気の向くままの生活雑記
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@日生劇場。ソワレ。2F上手側サイドの、舞台に出っ張ってるあたりの席。こんなとこ座ったの初めて~。上手袖付近は少し見切れるけれど舞台近い!

 原作小説「マンハッタンの怪人」も読んで予習ばっちりで行ってきましたーw 私が四季にはまった時にはすでに伝説になっていた市村ファントムのその後の姿が見られるとかなんかもう未練を成仏させるたんにだけ行ったというか、そんな感じ。

 というわけであんまり期待値上げずに行ったんですが、そのせいか割と面白かったです。主な舞台はファントムが設計に携わった遊園地ということで、演出が目に楽しい。舞台上に鉄橋を渡して芝居とか上下移動も多そうで、役者さん大変だったろうなーとか思ったり。

 ストーリーは、ただでさえ薄い小説の主要人物を3人(主な語り手の記者・弁護士とファントムの腹心)を省いてさらに簡略化。腹心役はマダムジリー&メグが担います。なのでメグが結構かわいそうな境遇に……。オチは小説と一緒でした。あう。

 音楽は新曲はあまり記憶に残る感じがない。ところどころオペラ座のフレーズや曲が挟まってくるのにハッとさせられる。聞き込んだ回数の差もあると思うけど、ALWパワー落ちたんじゃないのー。
 何回か聞けば勝るとも劣らない名曲に聞こえるかしら~。



 キャスト雑感:

 市村ファントムは、「市村さんのファントムだなあ!」というもうほんとそれに尽きる。擦り切れるほど聞いたCDのイメージの怪人が命からがら逃げ延びて、新しく居場所を得て、いろいろ削げ落ちて枯れたものもあるけれど、その分妄執と躁鬱具合が強まっている感じ。こわいこわい。
 Wキャストの鹿賀さんが体調崩してお休みの分も代理で出たりして、体力的にも大変だろうに、情感豊かなファントムでした。市村さん元気だなー。

 濱田クリス、濱田さんというとおきゃんとか破天荒とか男勝りとかそういうイメージで、芯の強さはあっても基本「なよなよ」のクリスティーヌ大丈夫かと思いましたが、意外とあり。10年経って芸能界的に揉まれたり、ダメ化した旦那の面倒見たり、母となったりで鍛えられたんだなーと想像の許容範囲の強さでした。

 田代ラウルは、やっぱりファントム・クリスと並ぶと「若いなー」という印象が。クリスが姉さん女房みたいだった。しかも設定でずいぶんとダメ男になっていて(賭博で身代つぶして、勝手に劣等感に苛まれる飲んだくれ)、人は変わるものとはいえ、オペラ座のあの颯爽とした子爵様はどこへ行ったのー(T_T)と悲しくなっちゃうレベル。原作では、息子が自分の子じゃないと知ったうえでそれでもいいお父さんになろうとする包容力キャラだったのに。。。
 しょーむないメッキのはがれた小物キャラ、という役どころにはしっくりきてたからいいのかなあ。

 ジリー母娘はもう、話の都合でポジション入れ替わってるから仕方ないんだけどさあ……。「全財産をぽっと出の息子に譲るなんて、今まで私たちのしてきた苦労が水の泡よ! 許さないわ!」ってキャラになっちゃうのは悲しすぎる。。。さらにその過程でメグは体売ったみたいな仄めかしもあるし、どんだけメグどん底に落とされるのか。
 対照的な境遇のクリスとメグ、というシチュはドラマティックではあるけど、あまり好みではなかった…。それはそれとしてダンス上手くてかわいかったけど。


 Wキャストだし、もし良かったら見てないキャスト日で買い足すかなとも思ったけど、まあいいや……。





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