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風の吹くまま気の向くままの生活雑記
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 …とうとう我が家にもトールサイズが入ってきてしまいましたよっと。カバー折り直しめんどくさいのう。
 そして帯を見てびっくりした。先生デビュー30周年かー。おめでとうございます。


 短編版のタイトル通り、敵は海賊シリーズ設定の短編4本。うち書き下ろしは1本。文庫/単行本未収録が1本。残りは再録。

 ・「敵は海賊」:「狐と踊れ」所収の最初の敵海。…新装版トールサイズになる前にと思ってこないだ「狐」買いなおしたばっかりなんすけどねえ。おのれ早川。いいけどさ。

 ・「我が名はジュティ、文句あるか」:海賊課は出てきません。海賊の人が主人公の話。しかしこういう母と娘の深層心理における確執となんちゃらみたいなのはJUNE方面で流行ってたテーマのような気がするが。雑誌掲載が99年かー。神林先生、温帯のコミュ不全本でも読んだのかなあと思ったり。

 ・「匋冥の神」:書き下ろし。新米海賊が聞いた話、ということで若き日の匋冥が白猫クラーラと共にいるようになったきっかけの冒険譚。ノリは由緒正しい古典的SF冒険物な雰囲気で、そこに、人を人たらしめる物=「――のどの渇き、性欲、食欲、支配欲、協調欲」なんて話を持ってくるのが神林節だなあ。長編ではすっかり人間を超越してる匋冥が若かりし日は随分とフツーに人間だったんだなあとギャップに驚いてみたりw

 ・「被書空間」:「雪風解析マニュアル」所収の雪風&敵海コラボの例のあれ。…これ読むために解析マニュアル引っ張り出すの面倒だからまあ良かった…かな…。


 30周年記念でサイン会&トークショーとかあったらしい。いーなー。拾った話によると神林トリビュートの企画があったりするらしい。なんぞそれw

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