バーコード
行こう行こうと思ってて「どーせ今すぐじゃなくてもな~」と延び延びになってたんですが、行くはずだった友人が仕事でいけなくなったので良かったら行かないかい?というお誘いが水曜にあって、二つ返事で行って来ました。Oちゃんありがとう(*´ω`*)
オズの魔法使いの裏話的ストーリーだってのは事前に聞いていましたが、肝心のオズ自体が子供のころに軽く読んだ程度。泥縄的にネットであらすじだけ追っての観劇でしたw それでも結構、話の平仄が合っていくのを楽しめたんで、良かったかなと。
ストーリーは…なんつーかすごく「アメリカ的」だなーと。
主人公エルファバは母親の不倫の結果できた子で、しかもそのとき飲酒してた描写があったりして。で、緑の肌の異形として生まれたその子が大きくなって大学に入って、自分とは正反対のグリンダと友情を培っていくわけですが、このグリンダのキャラ造形がまたいかにもなマリリンモンロー系だったりね(…いくら金髪ヅラかぶせても日本人にはちっときついんでないかい(;´∀`))。自分の信念のために世界に喧嘩売るのも辞さない主人公とか。
大団円、な終わりじゃなくて、皆少しずつ欲しい物を手に入れて、でも全部ではなくて、多分「本当に欲しいもの」は永久に失われてる感がある終わりなとことか。
魔力も精神力もあるエルファバも、処世術はお得意のグリンダも最終的に「他人が要求するイメージ」から逃げ切れないでいるところとか。なんていうかな個人のカリスマ・資質<大衆の意向みたいな。なんか「悪い魔女を倒したヒロイン」で今絶好調のグリンダもなんかのきっかけであっちゅーまに転落しそうな気配が漂っているというか。ちょっとだけTommyを連想した。
ダブルヒロイン物のお約束として「どっちに感情移入する?」というのが観劇後のおしゃべりの重要な話題なわけですが、初見の私とKさんは「1幕はエルファバででも2幕はグリンダ可哀想で」というのが共通の見解でした。ちなみに今まで何人もの感想を聞いたOちゃんによると、年代によって結構分かれるそうで、ある程度の年代上がるほどラストのグリンダに落ちるらしい。
結局、愛する人を失くし、頼る相手もなく、本音を語れる友もなく、オズの国の国民の期待をまるっと引き受けていかなきゃならないんだもんなあ。それをお気楽な顔して引き受けるのはすごいと思うよ。それを背負って立たせちゃうとこがまたアメリカンな感性だなあ~とも思ったり。
あるいは、すごく皮肉な因果応報の話なのかな。「ポピュラリティが大事♪」と歌い上げたグリンダは「良い魔女」として独りっきりで大衆の顔色うかがう立場になり、人間<動物だったエルファバは唯一愛した人間を頭にわらくずの詰まったかかしにしてしまう。ブラックにもほどがあるなあw;
今回観たのは3階のC席だったので、もっかいくらい1階で観てみたいかもだ。いつまでやってるんだっけか。
オズの魔法使いの裏話的ストーリーだってのは事前に聞いていましたが、肝心のオズ自体が子供のころに軽く読んだ程度。泥縄的にネットであらすじだけ追っての観劇でしたw それでも結構、話の平仄が合っていくのを楽しめたんで、良かったかなと。
ストーリーは…なんつーかすごく「アメリカ的」だなーと。
主人公エルファバは母親の不倫の結果できた子で、しかもそのとき飲酒してた描写があったりして。で、緑の肌の異形として生まれたその子が大きくなって大学に入って、自分とは正反対のグリンダと友情を培っていくわけですが、このグリンダのキャラ造形がまたいかにもなマリリンモンロー系だったりね(…いくら金髪ヅラかぶせても日本人にはちっときついんでないかい(;´∀`))。自分の信念のために世界に喧嘩売るのも辞さない主人公とか。
大団円、な終わりじゃなくて、皆少しずつ欲しい物を手に入れて、でも全部ではなくて、多分「本当に欲しいもの」は永久に失われてる感がある終わりなとことか。
魔力も精神力もあるエルファバも、処世術はお得意のグリンダも最終的に「他人が要求するイメージ」から逃げ切れないでいるところとか。なんていうかな個人のカリスマ・資質<大衆の意向みたいな。なんか「悪い魔女を倒したヒロイン」で今絶好調のグリンダもなんかのきっかけであっちゅーまに転落しそうな気配が漂っているというか。ちょっとだけTommyを連想した。
ダブルヒロイン物のお約束として「どっちに感情移入する?」というのが観劇後のおしゃべりの重要な話題なわけですが、初見の私とKさんは「1幕はエルファバででも2幕はグリンダ可哀想で」というのが共通の見解でした。ちなみに今まで何人もの感想を聞いたOちゃんによると、年代によって結構分かれるそうで、ある程度の年代上がるほどラストのグリンダに落ちるらしい。
結局、愛する人を失くし、頼る相手もなく、本音を語れる友もなく、オズの国の国民の期待をまるっと引き受けていかなきゃならないんだもんなあ。それをお気楽な顔して引き受けるのはすごいと思うよ。それを背負って立たせちゃうとこがまたアメリカンな感性だなあ~とも思ったり。
あるいは、すごく皮肉な因果応報の話なのかな。「ポピュラリティが大事♪」と歌い上げたグリンダは「良い魔女」として独りっきりで大衆の顔色うかがう立場になり、人間<動物だったエルファバは唯一愛した人間を頭にわらくずの詰まったかかしにしてしまう。ブラックにもほどがあるなあw;
今回観たのは3階のC席だったので、もっかいくらい1階で観てみたいかもだ。いつまでやってるんだっけか。
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