バーコード
舞台は六月末の鋼鉄ミュ以来、生山口さんは五月末のレベッカ以来。夏の芝居はことごとくチケ取り損なったのでそもそも観劇自体久しぶり~。
2000~2001の初演・再演、2004の再再演は狂ったように通ってましたが、さすがに飽きた&チケ争奪戦に疲れて2005年はそれでも一回くらい行ったっけ? 2006年は全スルーした気がする。
で、ずーっとシングルキャストでタイトルロールを演じてた一路さんが降板、新エリザのWキャストということでちょいと心が動いてチケット申し込んでみたらラッキーなことに取れたので行ってきました。本日マチネはe+の貸切公演。
なんかグッズが増えてたw 折角なので記念写真ww
語りすぎて長いんでたたむね!
それはさておきパンフ見て知ったけど来年夏はDoVやるって?! 大歓喜ヽ(゚∀゚)ノ
通ってやる! チケットが取れればだけどな!
A席だったので二階の下手サイド席。一桁席番ながらも結構良く見えました。二階席は群舞が良く見える&床に落とす照明効果がよく判るので面白い。ミルク、とかHassとか結婚式とか、エーヤンとか。中央のセリが結構開きっぱなしなのも驚いた。
演出は基本2004版で細かいところで変わってる感じかな。曲も増減なし。残念。せめていい加減「禁じられた愛のタブー」という日本語としてアレな歌詞は何とかしてくれてもいと思うんだけどな!(TдT)
何よりも変わってて嬉しかったのはLEDの電飾板の背景表示が素直にスクリーンに映像投影になってたこと。あれもやりすぎると安っぽくてどうしようもないけど、今回程度ならまあまあかな。ただ、あの電飾板もいいとこはあって、2幕のゾフィー様が息を引き取る前のソロで、ハプスブルクの紋章が表示されて、周辺からドット欠けしてぼろぼろになってくのは向こうの方が雰囲気出てたなあと思ったり。
あとは1幕のお見合いのシーンで、ルキーニが針金の先につけた蝶でエリザベートを釣ってるところかな。2幕の子ルドの部屋から地球儀が消えていたなあ。やっぱ危ないからとか? それ以外は個人の誤差の範囲かと。
ああ、オケの金管も相変わらず。最初の皇帝の執務室のシーンの出だしの音がなんかへっぴりな音出してなかった?w;
で、とりあえずキャスト雑感。
・村井マックス:冒頭の「はにかみやだった~」が妙な音程で気持ち悪いなと思ったら案の定…。いい加減変えてくれ。彼は頑固オヤジなキャラではあっても奔放なチョイ悪オヤジキャラではないよ。
・高嶋ルキーニ:まあ、良くも悪くも変わってないなあ。若干凶気っぽさが薄まったような?
・涼風エリザ:……。とりあえずタッパ的に山口トートと釣り合うので絵面はいい。一幕の少女時代の曲で顕著なんだけど、裏声と地声と男役声が1曲の間で行ったりきたりするの聞いててちょっとツライ。元のキーが低い人なんだろーかな。で、変に男役声で凄んで聞こえるから、おてんばとかおきゃんとか通り越して蓮っ葉な感じになってるの勘弁よ。1幕のエーヤン→娘の方のゾフィーの死のシーンで娘を奪ったトートに「貴方を決して許さないわ」と歌いかけるトコで、許さないわ~♪が酒場女が酔客脅してるようでガッカリ。
2幕で年取ってからは、低めの音程の曲なんで、持ち味が生かせていい感じ。夜のボートは割り切って毅然とした感じが良く出てたのではないかと。切れ味の良い綺麗さが絶望の深さを感じさせる歌声だったと思います。
・石川フランツ:基本的に可能な限り鈴木フランツを選んで観に行くので、新鮮な感じ(*´∀`) 男前な皇帝陛下ですね! 綜馬さんのフランツは結構優しすぎて皇帝業いっぱいいっぱいでやってる感じですが、石川陛下はも少し腹が据わってる感じ。ハプスブルクの屋台骨背負って、ちゃんと奥さんのことも愛してて、いつでもこの胸に飛び込んで来い!って雰囲気。ラストの悪夢のシーンでの荒れ狂い方が愛の深さを感じさせてくれますな(*´∀`)
・山口トート:いやね、さすがに大台超えてまだあのエセヴィジュアル系はどうなのかとか、さすがに初演から観てりゃ飽きたわとか、割と冷めた気分で朝出かけたんですが。やっぱ絵になるなあ、とちょっと負けた気分になってみたり。
この人もホント良くも悪くも変わらないなあ。声が衰えないのは純粋にすごいと思うけど。黙って立ってるとすっごいニュアンスあるのに、一度動くと色々と残念というか、ダンスというよりはラジオ体操のようだとか、まあね、いろいろ突っ込みどころは多いんだけどね(;´∀`)
だけどね! あの物陰からす~っと出てきて、吐息交じりの滑らか声です~っと囁く声がね! まさしく隙間風のように心の隙間に忍び込んで死へといざなう誘惑者の声でね! たまんない訳ですよ。あああ(;^ω^)
「黄泉の帝王」の二つ名に相応しく、「いずれどうでも俺のトコにはくるんだから」って判っててちょっかい出しに来てるかんじ。エリザに惹かれてるけど、誘いに行くのはあくまでゲーム的なもん、というか。そうしてハプスブルク帝国丸ごとの断末魔とも戯れていると。
ところで気が付くといつも両腕を正面かそれ以上の高さに上げてるけど、腕疲れないのかな。割とノリノリだったような。貸切ってことでちょいと張り切ってくれました?w
・伊礼ルドルフ:初めて見るルドルフ~。ということで期待半分諦め半分で登場を待ってみました。踊るし、顔立ちはピンで見るとウィーン版のようだし(沖縄県民とチリ人のハーフだそうで)、舞台栄えする程度のタッパはあるし(並んでるとこは微妙に膝まげてたから断言は出来ないが、山口さんと同じか高いくらいはありそう?)、絵面は悪くない。が。歌がなー。声が出ないわけじゃないんだけど、ラ行の音と、語頭の母音がまるまっちいのが残念。声自体は低めでやっぱ地に足付いてそうな感じ。柔らかさのある低いめの声。ただ若干高音は辛そう。
禅さんとの掛け合いシーンでなんというか「親子だなあ(*´ω`*)」という気になりました。この親にしてこの子有り、みたいな。井上君は理想に燃える10代ぽい雰囲気だったのが、伊礼ルドはもうちょっと年食って世間もちょっとは見えてる感じ。
ただ、声質が革命家sと似てるのがやや難。独立運動の重唱で声が埋もれてしまうのですよ。歌詞拾えねー。暗記してるけどさ。
山口さんとの声の相性は割と悪くないかなー。ふうわりそこにいる「死」になんだか激しく焦がれてるように見えましたが、結構芯はモロいキャラ?
カーテンコールで、貸切公演だったので、涼風さんと山口さんからご挨拶がありました。
涼風さんは「昨日700回記念公演で、それだけ愛されてきた作品に参加できて嬉しいです、いろんな組み合わせがあるので、12月の千秋楽まで、また是非お運びください」(大意)
山口さんは「先ほどお話ありましたように、昨日の昼公演で700回記念で、こう幕が下りて、700回出た人だけ残ってくださいって言われて、袖でションボリしてました(うなだれ)」とかって笑いを誘っていましたw
そーだよねー。初演からWキャストでしたもんね(;´∀`)
しかし一路さんも去ってしまった今、700回出ずっぱりは高嶋兄くらいしかいなくね? アンサンブルさんは結構いたりする…か?
なんだかんだいって楽しいなエリザ!
演出は基本2004版で細かいところで変わってる感じかな。曲も増減なし。残念。せめていい加減「禁じられた愛のタブー」という日本語としてアレな歌詞は何とかしてくれてもいと思うんだけどな!(TдT)
何よりも変わってて嬉しかったのはLEDの電飾板の背景表示が素直にスクリーンに映像投影になってたこと。あれもやりすぎると安っぽくてどうしようもないけど、今回程度ならまあまあかな。ただ、あの電飾板もいいとこはあって、2幕のゾフィー様が息を引き取る前のソロで、ハプスブルクの紋章が表示されて、周辺からドット欠けしてぼろぼろになってくのは向こうの方が雰囲気出てたなあと思ったり。
あとは1幕のお見合いのシーンで、ルキーニが針金の先につけた蝶でエリザベートを釣ってるところかな。2幕の子ルドの部屋から地球儀が消えていたなあ。やっぱ危ないからとか? それ以外は個人の誤差の範囲かと。
ああ、オケの金管も相変わらず。最初の皇帝の執務室のシーンの出だしの音がなんかへっぴりな音出してなかった?w;
で、とりあえずキャスト雑感。
・村井マックス:冒頭の「はにかみやだった~」が妙な音程で気持ち悪いなと思ったら案の定…。いい加減変えてくれ。彼は頑固オヤジなキャラではあっても奔放なチョイ悪オヤジキャラではないよ。
・高嶋ルキーニ:まあ、良くも悪くも変わってないなあ。若干凶気っぽさが薄まったような?
・涼風エリザ:……。とりあえずタッパ的に山口トートと釣り合うので絵面はいい。一幕の少女時代の曲で顕著なんだけど、裏声と地声と男役声が1曲の間で行ったりきたりするの聞いててちょっとツライ。元のキーが低い人なんだろーかな。で、変に男役声で凄んで聞こえるから、おてんばとかおきゃんとか通り越して蓮っ葉な感じになってるの勘弁よ。1幕のエーヤン→娘の方のゾフィーの死のシーンで娘を奪ったトートに「貴方を決して許さないわ」と歌いかけるトコで、許さないわ~♪が酒場女が酔客脅してるようでガッカリ。
2幕で年取ってからは、低めの音程の曲なんで、持ち味が生かせていい感じ。夜のボートは割り切って毅然とした感じが良く出てたのではないかと。切れ味の良い綺麗さが絶望の深さを感じさせる歌声だったと思います。
・石川フランツ:基本的に可能な限り鈴木フランツを選んで観に行くので、新鮮な感じ(*´∀`) 男前な皇帝陛下ですね! 綜馬さんのフランツは結構優しすぎて皇帝業いっぱいいっぱいでやってる感じですが、石川陛下はも少し腹が据わってる感じ。ハプスブルクの屋台骨背負って、ちゃんと奥さんのことも愛してて、いつでもこの胸に飛び込んで来い!って雰囲気。ラストの悪夢のシーンでの荒れ狂い方が愛の深さを感じさせてくれますな(*´∀`)
・山口トート:いやね、さすがに大台超えてまだあのエセヴィジュアル系はどうなのかとか、さすがに初演から観てりゃ飽きたわとか、割と冷めた気分で朝出かけたんですが。やっぱ絵になるなあ、とちょっと負けた気分になってみたり。
この人もホント良くも悪くも変わらないなあ。声が衰えないのは純粋にすごいと思うけど。黙って立ってるとすっごいニュアンスあるのに、一度動くと色々と残念というか、ダンスというよりはラジオ体操のようだとか、まあね、いろいろ突っ込みどころは多いんだけどね(;´∀`)
だけどね! あの物陰からす~っと出てきて、吐息交じりの滑らか声です~っと囁く声がね! まさしく隙間風のように心の隙間に忍び込んで死へといざなう誘惑者の声でね! たまんない訳ですよ。あああ(;^ω^)
「黄泉の帝王」の二つ名に相応しく、「いずれどうでも俺のトコにはくるんだから」って判っててちょっかい出しに来てるかんじ。エリザに惹かれてるけど、誘いに行くのはあくまでゲーム的なもん、というか。そうしてハプスブルク帝国丸ごとの断末魔とも戯れていると。
ところで気が付くといつも両腕を正面かそれ以上の高さに上げてるけど、腕疲れないのかな。割とノリノリだったような。貸切ってことでちょいと張り切ってくれました?w
・伊礼ルドルフ:初めて見るルドルフ~。ということで期待半分諦め半分で登場を待ってみました。踊るし、顔立ちはピンで見るとウィーン版のようだし(沖縄県民とチリ人のハーフだそうで)、舞台栄えする程度のタッパはあるし(並んでるとこは微妙に膝まげてたから断言は出来ないが、山口さんと同じか高いくらいはありそう?)、絵面は悪くない。が。歌がなー。声が出ないわけじゃないんだけど、ラ行の音と、語頭の母音がまるまっちいのが残念。声自体は低めでやっぱ地に足付いてそうな感じ。柔らかさのある低いめの声。ただ若干高音は辛そう。
禅さんとの掛け合いシーンでなんというか「親子だなあ(*´ω`*)」という気になりました。この親にしてこの子有り、みたいな。井上君は理想に燃える10代ぽい雰囲気だったのが、伊礼ルドはもうちょっと年食って世間もちょっとは見えてる感じ。
ただ、声質が革命家sと似てるのがやや難。独立運動の重唱で声が埋もれてしまうのですよ。歌詞拾えねー。暗記してるけどさ。
山口さんとの声の相性は割と悪くないかなー。ふうわりそこにいる「死」になんだか激しく焦がれてるように見えましたが、結構芯はモロいキャラ?
カーテンコールで、貸切公演だったので、涼風さんと山口さんからご挨拶がありました。
涼風さんは「昨日700回記念公演で、それだけ愛されてきた作品に参加できて嬉しいです、いろんな組み合わせがあるので、12月の千秋楽まで、また是非お運びください」(大意)
山口さんは「先ほどお話ありましたように、昨日の昼公演で700回記念で、こう幕が下りて、700回出た人だけ残ってくださいって言われて、袖でションボリしてました(うなだれ)」とかって笑いを誘っていましたw
そーだよねー。初演からWキャストでしたもんね(;´∀`)
しかし一路さんも去ってしまった今、700回出ずっぱりは高嶋兄くらいしかいなくね? アンサンブルさんは結構いたりする…か?
なんだかんだいって楽しいなエリザ!
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A席だったので二階の下手サイド席。一桁席番ながらも結構良く見えました。二階席は群舞が良く見える&床に落とす照明効果がよく判るので面白い。ミルク、とかHassとか結婚式とか、エーヤンとか。中央のセリが結構開きっぱなしなのも驚いた。
演出は基本2004版で細かいところで変わってる感じかな。曲も増減なし。残念。せめていい加減「禁じられた愛のタブー」という日本語としてアレな歌詞は何とかしてくれてもいと思うんだけどな!(TдT)
何よりも変わってて嬉しかったのはLEDの電飾板の背景表示が素直にスクリーンに映像投影になってたこと。あれもやりすぎると安っぽくてどうしようもないけど、今回程度ならまあまあかな。ただ、あの電飾板もいいとこはあって、2幕のゾフィー様が息を引き取る前のソロで、ハプスブルクの紋章が表示されて、周辺からドット欠けしてぼろぼろになってくのは向こうの方が雰囲気出てたなあと思ったり。
あとは1幕のお見合いのシーンで、ルキーニが針金の先につけた蝶でエリザベートを釣ってるところかな。2幕の子ルドの部屋から地球儀が消えていたなあ。やっぱ危ないからとか? それ以外は個人の誤差の範囲かと。
ああ、オケの金管も相変わらず。最初の皇帝の執務室のシーンの出だしの音がなんかへっぴりな音出してなかった?w;
で、とりあえずキャスト雑感。
・村井マックス:冒頭の「はにかみやだった~」が妙な音程で気持ち悪いなと思ったら案の定…。いい加減変えてくれ。彼は頑固オヤジなキャラではあっても奔放なチョイ悪オヤジキャラではないよ。
・高嶋ルキーニ:まあ、良くも悪くも変わってないなあ。若干凶気っぽさが薄まったような?
・涼風エリザ:……。とりあえずタッパ的に山口トートと釣り合うので絵面はいい。一幕の少女時代の曲で顕著なんだけど、裏声と地声と男役声が1曲の間で行ったりきたりするの聞いててちょっとツライ。元のキーが低い人なんだろーかな。で、変に男役声で凄んで聞こえるから、おてんばとかおきゃんとか通り越して蓮っ葉な感じになってるの勘弁よ。1幕のエーヤン→娘の方のゾフィーの死のシーンで娘を奪ったトートに「貴方を決して許さないわ」と歌いかけるトコで、許さないわ~♪が酒場女が酔客脅してるようでガッカリ。
2幕で年取ってからは、低めの音程の曲なんで、持ち味が生かせていい感じ。夜のボートは割り切って毅然とした感じが良く出てたのではないかと。切れ味の良い綺麗さが絶望の深さを感じさせる歌声だったと思います。
・石川フランツ:基本的に可能な限り鈴木フランツを選んで観に行くので、新鮮な感じ(*´∀`) 男前な皇帝陛下ですね! 綜馬さんのフランツは結構優しすぎて皇帝業いっぱいいっぱいでやってる感じですが、石川陛下はも少し腹が据わってる感じ。ハプスブルクの屋台骨背負って、ちゃんと奥さんのことも愛してて、いつでもこの胸に飛び込んで来い!って雰囲気。ラストの悪夢のシーンでの荒れ狂い方が愛の深さを感じさせてくれますな(*´∀`)
・山口トート:いやね、さすがに大台超えてまだあのエセヴィジュアル系はどうなのかとか、さすがに初演から観てりゃ飽きたわとか、割と冷めた気分で朝出かけたんですが。やっぱ絵になるなあ、とちょっと負けた気分になってみたり。
この人もホント良くも悪くも変わらないなあ。声が衰えないのは純粋にすごいと思うけど。黙って立ってるとすっごいニュアンスあるのに、一度動くと色々と残念というか、ダンスというよりはラジオ体操のようだとか、まあね、いろいろ突っ込みどころは多いんだけどね(;´∀`)
だけどね! あの物陰からす~っと出てきて、吐息交じりの滑らか声です~っと囁く声がね! まさしく隙間風のように心の隙間に忍び込んで死へといざなう誘惑者の声でね! たまんない訳ですよ。あああ(;^ω^)
「黄泉の帝王」の二つ名に相応しく、「いずれどうでも俺のトコにはくるんだから」って判っててちょっかい出しに来てるかんじ。エリザに惹かれてるけど、誘いに行くのはあくまでゲーム的なもん、というか。そうしてハプスブルク帝国丸ごとの断末魔とも戯れていると。
ところで気が付くといつも両腕を正面かそれ以上の高さに上げてるけど、腕疲れないのかな。割とノリノリだったような。貸切ってことでちょいと張り切ってくれました?w
・伊礼ルドルフ:初めて見るルドルフ~。ということで期待半分諦め半分で登場を待ってみました。踊るし、顔立ちはピンで見るとウィーン版のようだし(沖縄県民とチリ人のハーフだそうで)、舞台栄えする程度のタッパはあるし(並んでるとこは微妙に膝まげてたから断言は出来ないが、山口さんと同じか高いくらいはありそう?)、絵面は悪くない。が。歌がなー。声が出ないわけじゃないんだけど、ラ行の音と、語頭の母音がまるまっちいのが残念。声自体は低めでやっぱ地に足付いてそうな感じ。柔らかさのある低いめの声。ただ若干高音は辛そう。
禅さんとの掛け合いシーンでなんというか「親子だなあ(*´ω`*)」という気になりました。この親にしてこの子有り、みたいな。井上君は理想に燃える10代ぽい雰囲気だったのが、伊礼ルドはもうちょっと年食って世間もちょっとは見えてる感じ。
ただ、声質が革命家sと似てるのがやや難。独立運動の重唱で声が埋もれてしまうのですよ。歌詞拾えねー。暗記してるけどさ。
山口さんとの声の相性は割と悪くないかなー。ふうわりそこにいる「死」になんだか激しく焦がれてるように見えましたが、結構芯はモロいキャラ?
カーテンコールで、貸切公演だったので、涼風さんと山口さんからご挨拶がありました。
涼風さんは「昨日700回記念公演で、それだけ愛されてきた作品に参加できて嬉しいです、いろんな組み合わせがあるので、12月の千秋楽まで、また是非お運びください」(大意)
山口さんは「先ほどお話ありましたように、昨日の昼公演で700回記念で、こう幕が下りて、700回出た人だけ残ってくださいって言われて、袖でションボリしてました(うなだれ)」とかって笑いを誘っていましたw
そーだよねー。初演からWキャストでしたもんね(;´∀`)
しかし一路さんも去ってしまった今、700回出ずっぱりは高嶋兄くらいしかいなくね? アンサンブルさんは結構いたりする…か?
なんだかんだいって楽しいなエリザ!
演出は基本2004版で細かいところで変わってる感じかな。曲も増減なし。残念。せめていい加減「禁じられた愛のタブー」という日本語としてアレな歌詞は何とかしてくれてもいと思うんだけどな!(TдT)
何よりも変わってて嬉しかったのはLEDの電飾板の背景表示が素直にスクリーンに映像投影になってたこと。あれもやりすぎると安っぽくてどうしようもないけど、今回程度ならまあまあかな。ただ、あの電飾板もいいとこはあって、2幕のゾフィー様が息を引き取る前のソロで、ハプスブルクの紋章が表示されて、周辺からドット欠けしてぼろぼろになってくのは向こうの方が雰囲気出てたなあと思ったり。
あとは1幕のお見合いのシーンで、ルキーニが針金の先につけた蝶でエリザベートを釣ってるところかな。2幕の子ルドの部屋から地球儀が消えていたなあ。やっぱ危ないからとか? それ以外は個人の誤差の範囲かと。
ああ、オケの金管も相変わらず。最初の皇帝の執務室のシーンの出だしの音がなんかへっぴりな音出してなかった?w;
で、とりあえずキャスト雑感。
・村井マックス:冒頭の「はにかみやだった~」が妙な音程で気持ち悪いなと思ったら案の定…。いい加減変えてくれ。彼は頑固オヤジなキャラではあっても奔放なチョイ悪オヤジキャラではないよ。
・高嶋ルキーニ:まあ、良くも悪くも変わってないなあ。若干凶気っぽさが薄まったような?
・涼風エリザ:……。とりあえずタッパ的に山口トートと釣り合うので絵面はいい。一幕の少女時代の曲で顕著なんだけど、裏声と地声と男役声が1曲の間で行ったりきたりするの聞いててちょっとツライ。元のキーが低い人なんだろーかな。で、変に男役声で凄んで聞こえるから、おてんばとかおきゃんとか通り越して蓮っ葉な感じになってるの勘弁よ。1幕のエーヤン→娘の方のゾフィーの死のシーンで娘を奪ったトートに「貴方を決して許さないわ」と歌いかけるトコで、許さないわ~♪が酒場女が酔客脅してるようでガッカリ。
2幕で年取ってからは、低めの音程の曲なんで、持ち味が生かせていい感じ。夜のボートは割り切って毅然とした感じが良く出てたのではないかと。切れ味の良い綺麗さが絶望の深さを感じさせる歌声だったと思います。
・石川フランツ:基本的に可能な限り鈴木フランツを選んで観に行くので、新鮮な感じ(*´∀`) 男前な皇帝陛下ですね! 綜馬さんのフランツは結構優しすぎて皇帝業いっぱいいっぱいでやってる感じですが、石川陛下はも少し腹が据わってる感じ。ハプスブルクの屋台骨背負って、ちゃんと奥さんのことも愛してて、いつでもこの胸に飛び込んで来い!って雰囲気。ラストの悪夢のシーンでの荒れ狂い方が愛の深さを感じさせてくれますな(*´∀`)
・山口トート:いやね、さすがに大台超えてまだあのエセヴィジュアル系はどうなのかとか、さすがに初演から観てりゃ飽きたわとか、割と冷めた気分で朝出かけたんですが。やっぱ絵になるなあ、とちょっと負けた気分になってみたり。
この人もホント良くも悪くも変わらないなあ。声が衰えないのは純粋にすごいと思うけど。黙って立ってるとすっごいニュアンスあるのに、一度動くと色々と残念というか、ダンスというよりはラジオ体操のようだとか、まあね、いろいろ突っ込みどころは多いんだけどね(;´∀`)
だけどね! あの物陰からす~っと出てきて、吐息交じりの滑らか声です~っと囁く声がね! まさしく隙間風のように心の隙間に忍び込んで死へといざなう誘惑者の声でね! たまんない訳ですよ。あああ(;^ω^)
「黄泉の帝王」の二つ名に相応しく、「いずれどうでも俺のトコにはくるんだから」って判っててちょっかい出しに来てるかんじ。エリザに惹かれてるけど、誘いに行くのはあくまでゲーム的なもん、というか。そうしてハプスブルク帝国丸ごとの断末魔とも戯れていると。
ところで気が付くといつも両腕を正面かそれ以上の高さに上げてるけど、腕疲れないのかな。割とノリノリだったような。貸切ってことでちょいと張り切ってくれました?w
・伊礼ルドルフ:初めて見るルドルフ~。ということで期待半分諦め半分で登場を待ってみました。踊るし、顔立ちはピンで見るとウィーン版のようだし(沖縄県民とチリ人のハーフだそうで)、舞台栄えする程度のタッパはあるし(並んでるとこは微妙に膝まげてたから断言は出来ないが、山口さんと同じか高いくらいはありそう?)、絵面は悪くない。が。歌がなー。声が出ないわけじゃないんだけど、ラ行の音と、語頭の母音がまるまっちいのが残念。声自体は低めでやっぱ地に足付いてそうな感じ。柔らかさのある低いめの声。ただ若干高音は辛そう。
禅さんとの掛け合いシーンでなんというか「親子だなあ(*´ω`*)」という気になりました。この親にしてこの子有り、みたいな。井上君は理想に燃える10代ぽい雰囲気だったのが、伊礼ルドはもうちょっと年食って世間もちょっとは見えてる感じ。
ただ、声質が革命家sと似てるのがやや難。独立運動の重唱で声が埋もれてしまうのですよ。歌詞拾えねー。暗記してるけどさ。
山口さんとの声の相性は割と悪くないかなー。ふうわりそこにいる「死」になんだか激しく焦がれてるように見えましたが、結構芯はモロいキャラ?
カーテンコールで、貸切公演だったので、涼風さんと山口さんからご挨拶がありました。
涼風さんは「昨日700回記念公演で、それだけ愛されてきた作品に参加できて嬉しいです、いろんな組み合わせがあるので、12月の千秋楽まで、また是非お運びください」(大意)
山口さんは「先ほどお話ありましたように、昨日の昼公演で700回記念で、こう幕が下りて、700回出た人だけ残ってくださいって言われて、袖でションボリしてました(うなだれ)」とかって笑いを誘っていましたw
そーだよねー。初演からWキャストでしたもんね(;´∀`)
しかし一路さんも去ってしまった今、700回出ずっぱりは高嶋兄くらいしかいなくね? アンサンブルさんは結構いたりする…か?
なんだかんだいって楽しいなエリザ!
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