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夢の~が出てから長かったなあ。どうせ完結してるんだから月一ペースくらいで出せばいいのに。
というわけで守り人シリーズ第四巻。チャグム主人公の外伝という事でタイトルが「~守人」ではなく「~旅人」なんだとのこと。
新王の即位式に参列するため南方の隣国サンガル王国へシュガと共に旅立ったチャグム。そこで王家転覆の陰謀に巻き込まれて、当の王家の姫や王子と共に切り抜ける話。というと単純ですがいくつもの視点から畳み掛けるように物語は進行して、開いたらやめられなくなる推進力は相変わらず。サンガルの国の王政や島々との関係、島の住民と海の住人の違い、新ヨゴ以外の国々や情勢バランス等設定情報量は多いのに、さっくり頭に入ってくる構成はすごいと思う。南の国ということで、開けた青い空・碧の海・白い砂浜に滴る緑と色鮮やか。巻毎にガラッと色合いの違う舞台背景で雰囲気が変わるのもこのシリーズの楽しいとこかも。
これまでの話ではバルサを始めとする安全な壁に囲われてその隙間から「外の世界」に触れる形だったのが、今回の盾役は(名もない兵士たちは別として)シュガ一人。そのシュガもけして完璧な盾ではない。ある意味チャグムが守らなくてはいけない人間。という状況下で「より多くの人が生き残る解決法」を目指して頑張るチャグムとサンガル王家の次男王子・次女姫が頑張る姿はいろいろ危なっかしくて目が離せなくなる感じ。情に厚くて誇り高くてやや脳筋の次男王子はかわいらしくてよい。「統治者としての合理的解決」を目指す長女姫も型どおりのキャラながら男前で良いです。
惜しむらくは主人公格の次男王子の名前が「タルサン」なこと。これはまったく私の事情で申し訳ないつーか仕方ないんだけど、某豹頭主人公の小説に同じ名前の登場人物がいてね…。当該キャラ自体は大変影の薄い小物脇役なんだけど、色々連想しちゃってところどころ気が削がれていけないw; そういえば彼も次男坊か。どっかの地方に割と良くある名前なのかな。
ともあれ新潮さん続き早くー。
というわけで守り人シリーズ第四巻。チャグム主人公の外伝という事でタイトルが「~守人」ではなく「~旅人」なんだとのこと。
新王の即位式に参列するため南方の隣国サンガル王国へシュガと共に旅立ったチャグム。そこで王家転覆の陰謀に巻き込まれて、当の王家の姫や王子と共に切り抜ける話。というと単純ですがいくつもの視点から畳み掛けるように物語は進行して、開いたらやめられなくなる推進力は相変わらず。サンガルの国の王政や島々との関係、島の住民と海の住人の違い、新ヨゴ以外の国々や情勢バランス等設定情報量は多いのに、さっくり頭に入ってくる構成はすごいと思う。南の国ということで、開けた青い空・碧の海・白い砂浜に滴る緑と色鮮やか。巻毎にガラッと色合いの違う舞台背景で雰囲気が変わるのもこのシリーズの楽しいとこかも。
これまでの話ではバルサを始めとする安全な壁に囲われてその隙間から「外の世界」に触れる形だったのが、今回の盾役は(名もない兵士たちは別として)シュガ一人。そのシュガもけして完璧な盾ではない。ある意味チャグムが守らなくてはいけない人間。という状況下で「より多くの人が生き残る解決法」を目指して頑張るチャグムとサンガル王家の次男王子・次女姫が頑張る姿はいろいろ危なっかしくて目が離せなくなる感じ。情に厚くて誇り高くてやや脳筋の次男王子はかわいらしくてよい。「統治者としての合理的解決」を目指す長女姫も型どおりのキャラながら男前で良いです。
惜しむらくは主人公格の次男王子の名前が「タルサン」なこと。これはまったく私の事情で申し訳ないつーか仕方ないんだけど、某豹頭主人公の小説に同じ名前の登場人物がいてね…。当該キャラ自体は大変影の薄い小物脇役なんだけど、色々連想しちゃってところどころ気が削がれていけないw; そういえば彼も次男坊か。どっかの地方に割と良くある名前なのかな。
ともあれ新潮さん続き早くー。
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