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風の吹くまま気の向くままの生活雑記
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 読了。
 「精霊の守り人」の作者のシリーズ外作品。シリーズの続巻が出るまでのつなぎに買ってみました。
 タイトルに「狐」ってあるとおり、主人公の片割れは狐。それもあの世とこの世の「あわい」で生まれ、呪力を持つ霊狐。
 日本の中世(鎌倉~足利あたり?)くらいの架空の世界の一地方で、領土をめぐって争う二つの家があって、表立っては何もないものの、裏では呪い師を使ったオカルティックな暗闘を繰り広げ中。
 その、一方の呪者の使い魔の狐少年と、かつてもう一方の家に仕えた今は亡き守護者の娘との恋物語。
 これだけでもロミジュリ悲劇設定ですが、さらに狐少年(野火)には「裏切ったら死」という爆弾がくっついていてさあ大変という感じ。

 えー、ちなみにワタクシ基本的にこの手の霊狐物に弱いです。狐萌え+半獣萌えで評価3割増(笑)
 でも上げ底分なくても素直にいい作品でした。 
 
 結局ラストは「二人結ばれて幸せに暮らしました」なんだけど、結ばれ方がちょっと意表を突いてくれてよかった。日本人の作家だよなあ、と。
 翻訳ものだったらこのラストはまずないw

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